センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

ストーブリーグ(裏)最前線

9月になり、朝晩は暑さもだいぶ凌ぎやすくなってきた。

先日のオリックス対日ハム戦を観ていたら、三者凡退時に云う「ワンツースリー」の元祖・上野晃アナが『秋って寂しいですね』なんてことをおっしゃっていたが、本当にその通りである。秋が嫌いなわけではなく、夏から秋へ‥‥この季節の変わり目が、無性に哀愁を感じさせるのだ。

 

上野アナのニュアンスには、おそらく二通りの意味が込められていた。前述の季節的な意味合いと、早々と優勝(CS)争いから脱落したオリックスへの皮肉‥。今の時期に“ノンプレッシャー”で戦えるのは、実に寂しいことだ。

しかし、こういったチームこそが優勝争い真っ只中にあるチームにとって、もっとも脅威なのである。近鉄オリックスの、目の前での胴上げをことごとく阻んだ昔のロッテが、その典型だ。‥案の定、今カードでは日ハムもオリックス相手にかなりの苦戦をしいられていた。

 

 

◆サブローが引退

 

千葉ロッテの黄金期を支えたツナグ4番・サブロー(40)が現役引退の意向を表明した。彼で思い出すのは、まず「サブロー」という登録名。言わずもがな、入団前年にブレイクした、当時オリックスイチローを意識させてのものだ。ここまでのプレーヤーになったのだから、名前負けはしていないと思うが、まさか引退まで「サブロー」の名で貫き通すとは思わなかった。

 

ウグイス嬢の独特なコールの仕方も、ある種、球場の名物となっていたようだ。今だからこそ云わせてもらえば、ロッテファンではない筆者には耳障りで、正直、不快であった。‥昨今は、ホームの選手を大げさにコールするスタジアムDJも多いが、サブローが入団した頃は、異例である。

だから、なぜ「サブロー」だけ、あんなに熱を込めて?コールするのか、長年不思議で仕方なかったのだけれど、その謎が最近解けた。

 

サブロー自ら嬢に頼んでいたらしいーー

 

観客に少しでもインパクトを与えられるような、コールの仕方を。

‥たしかに、パ・リーグファンなら、誰もが耳に残っている。ウグイス嬢を巻き込んだ、彼の「PR作戦」は功を奏したわけだ。幕張の海に轟く、あの「サブロ~~」を、来シーズンはもう聴けない。

 

 

インパクトはサブロー以上か。

近頃一軍に定着した、埼玉西武のある選手が気になっていた。呉念庭(23)である。 こう書いて「ウー・ネンティン」と呼称する台湾人。彼のときも、スタジアムDJの「~」がすごい。文字で表記するとしたら ウ~~~~ネンティン! “延ばし”が、とにかく半端ないのだ。耳にした者の脳内に、いつまでも木霊する‥。ウ~が全国区にはなるのは、時間の問題かもしれない。

 

 

◆秋山監督誕生か?

 

その埼玉西武の次期監督候補として、前福岡ソフトバンク監督・秋山幸二氏が浮上してきた模様。

氏が来るとは思わなかった候補としても)。球団OBであり、かつての花形選手。指導者として実績も積んでいる。‥低迷が続く西武にとって、これは久々に「いいね!」な人選なのではないだろうか。慣例として、FAで出て行った選手は呼び戻さないようだが、秋山氏は自らの意志ではなく球団主導のトレードという形で、ホークスに移籍した‥。可能性は、十分あり得るだろう。

 

 

高木京介、日ハム移籍?

 

野球賭博「第四の男」として、失格処分を受けた高木京介(26)の【日ハムで現役復帰】という、にわかには信じがたい情報がセンテンススプリング(※1)にあった。

記事によれば国学院大の先輩にあたる矢野謙次が間に入り、来期からの復帰を手助けしている‥。一度、巨人に戻って、そこからトレードで日ハム入り‥。そんなプランが水面下で画策されているらしいのだけれど、どこまで本当なのだろうか。

 

今年ノリに乗っている文春発、しかも日ハムなら、過去の歴史からみて、それもあり得なくはないと、あながち否定しきれない自分がいるのも確かだが(苦笑)。現実問題、魅力的な左腕ではある。

 

 

(※1) 週刊文春 2016年 8/18 号 [雑誌]