◆でも、一番の希望は・・・
今シーズン着用している、ファイターズのレジェンドユニフォーム‥‥あれは一体どうなんだろう。
なんか、真新しさがない。
昔のユニホームに“真新しさ”を求めるのも矛盾しているが、思うに、昨年バージョンとほとんど変わらないから、そう映るのかもしれない。だって、極端にいえばブルーの「縦じま」が入っているか、入っていないか、その違いだけである。
もっと「レジェンド感」を出すなら、当時のものでもビジター用のユニフォームを復刻してほしかった。胸には、ギャルよろしくな丸っこい字でNipponHam‥。全身ブルーを基調とし、さらに濃い青のストライプが入る。アンダーシャツも、もちろん青‥。あまり目には優しくなかったが、今の時代に見ればレトロ感満点だ。
2013年から続く、恒例となったこのシリーズ。‥振り返ってみれば、見事に順を追って、歴代のユニフォームを復刻してきている。今回のが球団創設時のものであるから、今年で「打ち止め」になるのか、あるいは東映フライヤーズ時代のものまで遡っていくのか、気になるところだ。
さらに厳密にいえば、東映球団消滅のあとに、わずか一年ぽっきりではあったが「日拓ホーム」の時代がある。短命であったがゆえに、希少価値が増し、また様々な逸話が残されている伝説の球団‥。
いちばんは、試合ごとに変えたという「七色のユニフォーム」が、その筆頭であろう。すでにご覧になったことのあるオールドファンの方々も多いかと思われるが、あらためてブツを見てみると、どれもドギツイ。なかには戦隊ヒーローが着るコスチュームのような、奇抜なデザインのものある。
‥どうだろう?東映に行く前に、レインボーユニフォームの数々を復刻させるというのは。これなら向こう7年間も、ファイターズは威風堂々とレジェンドシリーズを継続してゆけるのだ(笑)。その際は、現日拓グループ代表取締役・西村拓郎の妻、神田うの氏に、ぜひ始球式はおいで願おう。
まぁいささか現実的ではないが、どれか一つを復刻させることくらいなら、できるかもしれない。‥となると日拓ホームを「象徴」とするようなユニフォームが最善なわけで。
筆者なら、黄色と黒の2種類だけを使ったものがいい。上記画像でいえば、向かって右から2番目の。なにか、工事現場とかでよく見られる色づかい‥‥。その強烈な個性、インパクトは絶大だ。黄色の本家?ホークスとて日拓ホームの前ではかすんでしまう。
‥当該ユニフォームを着て、実際に試合をした画像なり動画を一度見てみたいのだが、これがなかなか見つからないのだなぁ。40年以上のときを越え、日ハム球団様によって何とか復刻させてもらえないだろうか。
◆吉川光夫は大丈夫か?
7日の千葉ロッテ戦。マーティン離脱に伴い、まさかの抑え抜擢。下半身が安定していないから相変わらず制球が定まらず、またメンタル的なものなのか‥吉川の頬のこけ具合が、やたら気になった。病気でないと思いたいが。
それにしても、ギャンブルに出た。カウントを悪くするたびにロッテファンから煽られる‥。元来、彼は汗っかきではあるが、成分の大半は「冷や汗」であったろう。中継ぎの経験は過去にあれど、クローザーは一度もない。制球面に不安を残す吉川に、本当にこのまま最後を任す‥いや、任せられるのだろうか。
けっきょく、勝ちきれなかったファイターズ。4シーズンぶりの優勝に向けて、もう失敗は許されない。