センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

ぶっ飛んで、埼玉?

ドラフト会議が近づいてきた。

一応、観覧の応募をしてみたが、NPBから今のところ連絡はない。抽選?に漏れたのだろう。今年もテレビで会議の行方を見守ることになりそうだ。

 

なにげなく、プロ志望届を提出した高校生の一覧をネットで覗いていると、作新・今井達也を含めた「ビッグ4」に混じって、なんと女の名前が数人。名前が女性っぽいだけで、もしかしたら正体は男なのかもしれない‥そう検索をかけて調べてみたら、本当に女子生徒だった。

カノジョらが20日のドラフト会議で指名されることはまずないと思うが、現在は「女子プロ野球」という道もある。真意は定かでないけれど、おそらく、そういったことなのであろう。同郷のよしみ、浦和商業・山口萌那の名は覚えておこう。

 

 

<デジタル週プレ写真集> 稲村亜美「ATHLETE BODY」

 イメージ

 

 

君の名は。」なんて映画が今、巷でとても流行っている。これにかけて云うなら「君の正体は。」

‥萌那選手と同じ埼玉・越生高より、ふたりの球児が志望届を出していたのには、驚いた。私から云わせれば「まさか、まさか」である。空気の澄んだ天気の良い日は秩父山地が一望できる越生の街に、ドラフト候補となるような「大物」が潜んでいたとは!

 

‥現在は判らないが、筆者が世代であったころ、部員を集めるのにも一苦労していた高校である。いわば県内最弱と云われても、当時おかしくはなかった、あの越生に現れた「突然変異」なのか?!まったくの“ノーマーク状態”であった筆者の胸が躍る。

 

しかし、探しても探しても“彼ら”に関する、それらしき情報にたどり着くことはできない。ドラフト候補となるような選手は、たとえ全国的には無名の学校であっても、今の時代は何かしらのデータがウェブ上で掲載されている。‥なのに、プレー動画はおろか、画像すらもヒットしなかった。沸き起こる疑問、

 

 

“彼ら”は、一体何者なのかーー

 

 

唯一、それと思しき球児の簡易投稿型SNSを発見する。そこには『やっと試合に出れた』などと、つぶやかれていた。

私は、『んっ?』である。ドラフト候補が、まさかの補欠?!‥いや、故障があったかもしれないし、一概には云えないのだが、そもそも越生高自体、今夏は一回戦敗退しているではないか。名だたる戦果を挙げていたわけでもなさそうなのだ。

 

してやられたり‥‥。推測するに、もしや彼らは「ノリ」で、プロ志望届高野連に提出したのではなかろうか。記念受験ならぬ、記念プロ志望届みたいなノリ‥。発想は、いかにも“らしい”が、心踊らされ一秒たりとも「越生ドリーム」を夢みた私のトキメキは、一体どうしてくれるのか‥。

 

検索して当人がここにたどり着いてしまうのも癪だから、名はあえて伏せるけれども、まるで「ドラフト候補」のように映った彼らを、ちょっぴり羨ましく感じた元球児が、ここにいたのである。