センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

遅咲きの大砲

ハムファンからの悲鳴が聞こえてきそうだ

 

 

またいつもの中田翔に、逆戻り‥。

開幕3連戦が終わって単打1本だけだろう?状態はすこぶる悪く、こういうときの中田は、見ていてまったく打てそうな気がしない。『なぜ、今このタイミングで?』そう首をかしげたくなるファンも多いと思う。先のWBCではあんなに打ちまくったのにと。

 

たしかに、モチベーションの持っていきかたの難しさとかもあるだろうが、それをいちいち理由にしているようでは、一流選手とはいえない。

そもそもの話、彼は元々「超スロースターター」で、毎年のように開幕直後は苦労している。だから、3月開催のWBCもどうせダメなのだろうと、冷ややかな目線でいたら、あの活躍ぶり。

今年の彼は違うかもしれない‥‥まぁ願望も込みで西武戦を観戦していたら、よりによって悪いときの中田。前後を打つ、大谷と近藤の打撃好調さが、より彼の状態の悪さを際立たせてしまう。

開幕シリーズが終わったところで、まだ泥沼にハマったとまではいわないが、どうにかして早くキッカケをつかまないと、昨シーズンの二の舞だ。打てない日があまりにも続くと、あとで打率をあげるのが、たいへんになる。いくら打点を稼いだといっても、チームの4番打者の打率が.250きっかりでは、他の選手に示しがつかない。我々も、到底満足していない(それでもホームランを40本くらい打つなら、また話は別だが)

 

 

中田を見ていると、こと高卒「右の大砲」の育成の難しさを思い知らされる。 彼とて一軍戦でホームランを放つのに3年の月日を要した。これを考えれば、清原や中村紀といった選手は、やはり偉大だ。

近年だと、読売の岡本和真あたりがその“候補”にあたるのだろうが、彼も3年目の今年が勝負となろう。開幕スタメンに名を連ね、チャンスをもらっている今、結果をださないと、大田泰示と同じ末路を辿ってしまうかもしれない。ここをモノにするかしないかで、その後の野球人生は大きく変わっていきそうだ。

 

 

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 ◇鵜久森淳志が東京でノビノビやっている

 

中田に移籍してきた大田、プロ入り前はファイターズファンだったとされる岡本。高卒「右の大砲」たちと歪な縁もある日ハムだが、北海道移転後、その“初代”となるのは、なんといっても鵜久森だ。

済美のウグモリを指名したときは、球団の姿勢に拍手を贈り、甲子園のスターの入団に、おもわず武者震いした。しかし、下位指名だった評価そのままに、彼は伸び悩み、戦力外通告を受けた。

それでも11年もチームに置いてくれたのは、誰もが右の大砲の「開花」を待ち望んでいたからに他ならない。11年間、みんなウグモリに夢を見続けていた。

 

2日のベイスターズ戦で放った「サヨナラ満弾」。後輩たちに次々と先を越され、“屈辱”も味わったであろう。彼の苦労や努力を見てきたファイターズファンにとっても、涙がでる想いであったにちがいない。

 

北海道では叶わなかった夢。けれども、東京で「開花」してくれたなら、それでいい。

 

 

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