センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

北の大地のスリーエム

松田聖子&中森明菜以上、安室奈美恵未満‥‥

 

 

世代的にいえば、そんな感じだろうか。90年代前半頃は、いかにもアイドルらしい女性アイドルが不在だったような気がする。歌番組も消滅しかけていた、今おもえばアイドルたちにとって不遇の時代ではあった。

ではそのとき、無名グラドルのエロ本見て興奮していた、田舎のボンクラ中高生だった私たちが誰に熱をあげていたのかというと、やはり「3M」ということになる。牧瀬里穂宮沢りえ観月ありさ。3嬢の頭文字をとったものを、皆そう呼んでいた。

 

しかし、彼女らを「アイドル」の括りの中に入れるのは、どうもしっくり来ない。演技もそれなりに出来ていたし、何より3Mには今のアイドルたちにはない、洗練された美しさも兼ね備えていた。

最近、宮沢りえの古い動画を視る機会があった。あの顔で、あの乳‥‥。人気が出ないわけがない。二回りも上のビートたけしが彼女にメロメロになったのも、頷ける。日本人と外国人の混血は今も昔も、たしかにイイ感じで“中和”されるようだ。

牧瀬里穂観月ありさは完全な「純血」だが、こちらも日本人離れした美しさ、神聖さがある。‥だからなのだろう。彼女たちで抜く気にはなれなかったし、厳密にいうと、裸を想像すらもできなかった(宮沢はのちに脱いだが)

現代でいう、たとえば指原莉乃なんかは、身近にいそうな感じで、それはそれで良いのかもしれないが、嬢が3Mのように崇め奉られることは一切合切、今後も起こりえないだろう。さしづめ“見ているだけでいい”、あんなにも美しい「アイドル」と、私はいまだに出合えていない。

 

 

ROSEE

 

 

2017年の世に、突然“スリーエム”の話を振ったのは、ちゃんと理由がある。

 

北海道日本ハムファイターズの今年度版「勝利の方程式」が、実は3Mなのだ。主に終盤の7回を宮西尚生、8回をクリス・マーティン、そして最終回を増井浩俊が締める‥。

奇しくも宮西とマーティンは、同じ誕生日(6月2日)。国境を越え、ファイターズを勝利へ導くために出逢った【1/365】のキセキである。

 

昨シーズンを機に先発転向すると思われた増井は、結局“いつもの”ポジション”に舞い戻った。先発・増井も捨てがたかったけれど、今季は早速マーティンが故障するなどしていたし、今のところは吉と転じた模様。そのマーティンが先月復帰して、勝利の継投「3M」が、いよいよ本格的に機能し始めてきた。

 

‥とはいうもの、「3M」でいちばん安定感を欠くのが、最後の増井浩俊だったりする。おかげでFファンは、最終イニングは毎回ヒヤヒヤさせられっぱ‥もとい、程よい緊張感のなかで野球を観させてもらっている(苦笑)

現在、戦っている相手が阪神タイガースだからいうわけではないが、この現象‥‥【JFK】と、わりと似ていた気がする。最後を久保田智之に任せてたときのJFK。中抑えの藤川球児ジェフ・ウィリアムスの方が、守護神よりも安定していた‥‥みたいな。

‥いや、私は阪神さんのことはあまり知らないのだから、憶測だけでモノを言うのは止めておこう。

 

昨夜も若干相手に“見せ場”をつくってしまった、3Mのオオトリ・増井サン。ファンに「劇場」と呼ばせないピリッとした姿を、野球場という名の舞台でご披露していただきたい。

 

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