ほんまに連日‥‥
いい加減にしいや!
の、極妻・岩下志麻状態。
どうだろう、北海道のファンは“こんなに”弱いファイターズを見るのは、おそらく初めてなのではなかろうか。可哀想に‥。誰かさんが登場曲にしているドラゴンボールもいいけれど、彼らのためにもウイニングボールの方をもっとつかんでおくれよ。
さて、関東在住筆者の怒りの矛先は、またしてもNAKATA。8日のホークス戦はプロ入り初(おそらく生涯初)となる一番での起用となった。ずいぶんと思い切った荒療治を試みた栗山監督であるが、それにまた一切応えない中田翔‥。お決まりの4打数0安打、おまけに3三振ときた。
攻撃型の布陣を敷くチームも増えたため、たしかに一発長打のある打者を1、2番に置くところも、近年はよく見られる。しかし、基本的にはチームでイチバン「出塁率」の高い打者をトップに据えるのが、誰がどう考えても得策だ。‥あくまで“一時的なもの”と解ってはいるが、それにしたって、いきなり3三振はないだろう。
極論、バットに当てさえすれば、相手のエラーを誘発することもある。ポップフライだって、風にイタズラされたり、落ちた場所がよければヒットにもなり得る。それすらもできない中田に、はて一番打者の資格なんてあるのだろうか。みすみすワンアウトを献上してしまうトップバッター。相手ピッチャーは、さぞ楽だろう。
‥どうしても絶不調の中田を起用したいのなら「プライド」とか気にせず、いっそ8番あたりに置いてみたらどうか?これくらい情け容赦ないことをしなければ、中田はダメなのかもしれない。“中途半端”がいちばん良くないし、彼のためにもならない。
それにしても北海道のファンは、本当にどこまでも温かい。もし、これが甲子園の阪神ファンやったら大ブーイングものやで。つくづくいい球団に入ったな、中田(苦笑)
‥そうそう。栗さんが読んだかどうかは知らぬが、今週号の「週刊ベースボール」が、ちょうど【一、二番打者特集】だった。
簡単にいうと、現役の選手・指導者からアンケートをとって、どの1、2番コンビが最強だったか?という企画。中日の荒木と井端、【アライバコンビ】が人気トップだった。
アンケートの対象が“今を生きている人”たちだから、当然、登場してくる名前は比較的新しめ。‥筆者も思いかえしてみたが、これが結構むずかしい。西武の「辻・平野コンビ」がパッと思い浮かんだが、いささか辻は長打力という部分で欠けた。となると、同時期の近鉄「大石・新井」コンビなんかが最適か。長打に巧打、走力面もしかり、1、2番のバランス感がいい。
私も気になって、どこかに「日本ハム」の文字がないかと目で追っていたら、わずかにロッテの小林雅英投手コーチが【石本・小笠原コンビ】を挙げていた。ただソレだけ(笑)
よくよく考えてみたら、ファイターズは1、2番‥とりわけ1番打者を、なかなか固定できない球団であった。近年だと【森本・田中賢コンビ】は、まぁ長く続いた方か。だが、他が挙がってこない。
あの「ビックバン打線」当時だって井出竜也が打ったり、石本努が務めたりで、一番打者だけは、なぜか固定できなかった。しかし、今はもっとも“適任者”らしい、西川遥輝という存在があるにも関わらず、中軸が不甲斐ないせいもあって、クリンナップに置かざるを得ないという皮肉っぷり。最強1、2番打者の形成は、いつの時代も困難なようである。
借金は18にまで膨れ上がった。筆者は今、最下位だけは免れてほしいと思っている。日本一の翌年にビリじゃ、あまりに格好が悪いというのもあるし、最悪、責任を取る形で栗山さんが退団してしまう恐れもある。これが何を意味するか?
もう、大谷翔平の「二刀流」が見られなくなる可能性が、極めて高いーー
「二刀流」に理解を示した栗山監督だからこそ、やらせてもらえた。はたして他の監督が許可するだろうか。彼が監督でいるうちは、おそらく大谷もチームに残って「二刀流」を継続させるはず‥。だから、栗山さんには一年でも長く、監督を続けてほしい。我々は、まだ夢が見たいのだ。
『最下位だけはやめろ』 これはもう、至上命令(苦笑)