10日の試合が終わった時点で借金が30以上もある。なのに最下位ではない。‥例年なら「ひとり負け」していても、おかしくはない、凄まじい“負けっぷり”なのに。北海道日本ハムのこんな今季の摩訶不思議アドベンチャー、
いらんわい
これで東北楽天にも3勝12敗となった。トリプルスコアまでは聴いたことあるけれど、さらにその上を、クアドルプルスコアというらしい。そもそもカテゴリ「野球」において、4倍もの差を“勝敗数”でつけられること自体、稀といっていいだろう。
いや、高校野球の地方予選などでトリプルスコア以上の差がつくのはよく見られるが、外国人枠やドラフト制度にきちんと乗っ取り、一応、同じ条件で選手を集めた“プロ同士”の戦である。
なのに、今のこの時点で二桁敗戦を喫しているのが、すでに4カードとか‥‥。当事者でないのにも関わらず、ファンを語るこちらまで恥ずかしくなってきてしまう。
10日の楽天戦は、2番からの上位打線で複数安打者が4選手。目下、打率2割1分台の中田翔を欠いて、皮肉にも打線に繋がりは出てきた。状態がよくないなら、いっそファームで調整してきてはどうか。元々彼の実力なんか認めちゃいないが、それにも拍車をかけて今シーズンは悪すぎる。ここまで劣悪な中田をみるのは、さすがに初めてかもしれない。
先日、頭を丸めてきたのを「決意の表れ」とみて珍しく褒めたが、また髪を金に染めてきた。相変わらず懲りない男だ。今、自らが置かれている立場を解ってほしい。“格好”なぞに気を遣っている場合ではないということを。
Gファンの知人に、オフの去就が注目される中田翔の話をしたら『いらない』と、そうハッキリ言われてしまった。‥まぁこれが球界における現在の中田のポジションを、如実に物語っていたとも思う。
「摩訶不思議」といえばドレイク。ドラゴンボールのオープニングを登場曲にして、一時的に話題をかっさらたが、肝心の野球の方はサッパリ。代打では抜群の集中力をみせながら、スタメンで起用されると、なぜかまったく打てない。こういった選手、過去にもいたっけなぁ。
代打で結果を残してくれるのも、切り札・矢野謙次が不在の今なら、それはそれでチームの武器となり得る。ただ、まがりなりにも助っ人外国人がずっとベンチを温め続けているのも、正直どうかと思うけれど。
決して愉しくはない北海道日本ハムファイターズの2017年版「摩訶不思議アドベンチャー」は、まだまだ続きがありそうだ。