センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

さよならメンディ?

リーグ優勝の可能性は完全消滅したファイターズ。それなら、クライマックスS進出の可能性がある限り、最後まで諦めずに‥‥

 

なんて、野暮なことは言いたくない。現実的にどう考えても無理だ(苦笑)

ノン・プレッシャーのなかで戦う野球も、また乙である。近年は常に優勝争いをしていたのだし、たまにはこんな“箸休め”的な年があってもいいだろう。今後はさらなる「上位イジメ」を生き甲斐としたい。

 

だからなのか、ここにきてようやく‥遅まきながら、チームに上昇の気配が出てきた。といっても、26日夜の時点で8月は9勝9敗。しかし、直近10試合でみれば8勝2敗なのである。投打の歯車が噛み合い始め、今シーズン大の苦手としていたビジターのゲームを拾えるようになってきたのも大きい。

 

その期間に勝利投手にもなったルイス・メンドーサ(33)。8回途中まで、強力ライオンズ打線を無失点に抑え、今季イチバンともいえる会心の投球をみせてくれた「メンディ」に、契約打ち切りの報が入ってきた。

 

 

BBM2016/2nd ■レギュラーカード■392/メンドーサ/日本ハム

 

 

言われてみるとだが、あの試合‥‥たしかに“異変”はあった。

マウンド上で白い歯を覗かせるシーンがよく見受けられる彼に、笑顔がまったくなかった(厳密には投ゴロ処理の際、尻もちをついたときに一度だけあった)。メンディの契約について、まだ何も知らないはずの当日解説を務めた岩本勉が『今日はヘラヘラしてない。ゾーンに入っている』と評するほど、鬼気迫った投球‥。あるいはメンディに、あの時点で何か“感じる”ものが、あったのだろうか。

 

昨年の日本シリーズで披露した快投の余韻そのままに、シーズン序盤はイイ球を放っていた。今年はメンディと有原を軸に‥といった想いも首脳陣にはあったはずだが、なかなか勝ち運に恵まれず、次第に調子を落としていった。チーム状況と、助っ人がここまで3勝7敗では、立場的にはたしかに苦しかった。

 

我が子と一緒にお立ち台にあがった“最後の登板”の翌日には、登録を抹消。別れの挨拶だったのか、すでに数名の関係者と握手と交わしていた‥との「目撃談」も、ネット上で見かけた。

最多でも2015年の10勝と“爆勝ち”はできなかったけれど、ファイターズには4シーズン在籍。いつも陽気な「メキシカン」は、まさに記録よりも記憶に残るナイスガイであった。

 

 

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