センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

ちょっと気になった雑誌のヒト volume.6 【菊池雄星】

菊池雄星」って、好きなんだよねぇ.....

 

 

この唯一無二感?オンリーワン具合!?

漢字までまったく同じ同姓同名さんは、おそらく日本にいらっしゃらないのではないか。同期の筒香嘉智なんかもそうだけれど。できれば僕も、こういうカッコイイ名前を頂戴したかった‥。彼らの親のネーミングセンスに「熱盛!」である。

 

 

選手としては特別好きってワケでもないが(笑)、傍から見ていて『よくぞここまでの投手になれたな』そんな印象。‥彼の場合、“始まり”がサイアクだったじゃないですか?

寮に持ち込んだ酸素カプセルを初日で壊した‥とか、これは信憑性が定かではないけれど、風俗通いがどうのとか‥ネタにあがってくるのは、ほんと、どーでもいいものばかり。あげくO二軍監督との確執、「暴行事件」にまで発展‥と、1年目から“本業以外で”これだけ世間を騒がせた選手も、なかなか稀有だ。

 

‥当時19歳の青年には、これらは荷が重すぎたのか、しばらくプロでは「鳴かず飛ばず」状態だった雄星。その才能を開花させたのは、ここ2、3年といってもいい。したがって昨シーズンまでの実働6年で、43勝に留まっている。「日本最速左腕」のポテンシャルを考えれば、にわかには信じがたい数字だ。

 

 

そんな彼がルーキー時代以来?久々“ダーティ”なネタで、誌上を賑わすことになろうとは‥‥。例の「不正投球」疑惑である。

 

 

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週刊文春 9月7日号[雑誌]誌面より

 

 

【リフォーム始めました?】とは、さすがの言葉選び。‥あらためて見るとだが、大々的に報道される前のフォームは、かぎりなく「アウト!」である。記事によると、メジャーにはこうした規制はないようで、雄星もこれで心が固まったのではないかと‥‥。そうか、メジャーでは「二段モーション」はOKなのか。それなら(僕の中では)元祖・二段モーション岩隈久志も、近鉄時代のフォームに戻せばよかったのに。

 

さて“短期リフォーム”の結果、さしてその投球内容に変化は見受けられない。さすがの雄星であったが、渦中にいたときは審判から指摘をされたあと、ホークス打線に即KOされてしまうなど、明らかに動揺の跡がうかがえた。

 

分かりやすいといえば、分かりやすい。

‥振り返ってみれば彼は確執があったとされる、前述の暴行をふるった側のO氏の元へ、“泣きながら”謝罪に赴いたそうだ。あくまでO氏の一方的な話だが、これが事実だとすれば、なかなか今時にしては珍しい「純朴」な青年ではないか。岩手で産まれた所沢育ちの男が、よくぞ今回の騒動を乗り越えた。この経験は近い将来、海を渡った際も生かされるであろう。

 

だが、背番号「16」の先輩、石井一久同様、いいときは手をつけられないが、“モロさ”も同居している。マー君ダルビッシュに感じられたような「絶対的」といった印象は、彼からは受けない。

‥「不正投球問題」を乗り越えた、もう一皮むけた菊池雄星がみられることを、今後、陰ながら期待している。

 

 


西武・菊池雄星の二段モーション、開幕時と8月反則投球・判定時の比較・・・西武「投球フォームは変わっていないという認識」

 

 

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