お待たせしました
と、一応いっておこう。
今秋放送の「世にも奇妙な物語」を視聴した。普通にあらすじや感想を述べても面白くないと思うので、恒例“斜め横からみた”僕のプロフェッショナルな見解を今回も述べてみたいと思う。
なので、未視聴の方は僕が何のことを言っているのか、解らない文章もままあるかと思われるが了承のほど。そういった方は一度ご覧になってから、またこちらに足を運んで頂きたい。きっと貴方は幾度も首を縦に振ることになるだろう.....
さて、何からいきましょうか。
そうだなぁ、ではまず‥良くも悪くも一番インパクトのあった【夜の声】から。
これ!まったく事前知識を持たずに臨んだのだが、原作が手塚治虫なんだってな。原作にどこまで忠実であったのかは知らないけれども、まぁ目の付け所は良かったと思うよ。平日は会社経営者で、土日はホームレスという設定?‥たしかに奇妙だ。【奇跡体験アンビリバボー】なんかに出てきそうな、案外リアリティさもある。
しかし、だ。あんなカワイイ娘(飯豊まりえ)がホームレス(イケてないバージョンの藤原竜也)になびくなんてことは、あの「二重生活」以上にアリエナイのではないか。社長夫人の座を捨ててまで‥。僕は憤怒した。
解せない!イケてる方の藤原竜也があんまりだ。
だが、彼にも問題はあった。同一人物であることを彼女に指し示すために、手っ取り早く、その場で“ホームレスメイク”を施せば良かったのでは?と。‥キレ者のわりに、そんなことも思い浮かばなかったとは、まったくらしくない。
お得意の色んな含みを持たせるラストも、正直いまいちだったなぁ‥。実際がどうだったのか、ちょっと原作の方を読んでみたくなった。
ユリ役の飯豊。ボクも一緒にラーメンすすりたひ.....
次、吉岡里帆の【寺島】いこうか。
吉岡ちゃんの愛らしさはもとより、あの漫画家役の男は、わりとイイ味出してた。
‥うん、一生懸命“恐怖感”を演出しようとしていたのは伝わるけれど、ベタベタ。稲妻ピカリ演出とか、その典型。ほん怖かっ?
物語のキーパーソンである女の子は「キィーッヒッヒ」と笑い、サルのようだと劇中表されていたが、僕の中ではドラゴンクエスト・ダイの大冒険のザボエラ。
そういや、この女の子。以前【いじめられっこ】という作品にも出演していた。日菜子役で。今回、吉岡ちゃんの役名が「ひな」だったのは、単なる偶然か?はたまた運命のイタズラか!?
てなわけで、お次は【運命探知機】
お恥ずかしながら、岩田剛典という俳優は初めて知った。なかなかの色男やのぅ‥若かりし頃の巨人・高橋由伸のソックリ! って表現の仕方が、いかにも自分的である。
テイストとしては去年の【幸せを運ぶ眼鏡】?アレなんかと少し似ていた。手にしたアイテムが結局「第三者によって仕組まれたものだった」‥という点においては、同一だよね。まぁありがちなパターン。
そう、すべて計算しつくされた“運命”であったわけだけど、あの一連の演出?プロモーション?‥振り返ってみれば、かつての野島伸司か何かのドラマで、あんなシーンよく見かけた。噴水の真下でキャーキャーしたり、恋のライバル出現!とか、ね。‥寒くねーのかな。
とはいっても、まずまず魅せてくれたとは思う。とにかく出演者や周りの景色も含めて、映像が綺麗だったし「運命」とは何か、改めて考えさせてくれたりもした。さすがに1000万円出してまで、アレを欲しいとは思わないけれど。
『僕はココにいます』に、しびれた視聴者続出!?
時代かなぁ‥‥『世界中の誰よ~りきっと』と唄っていた中山美穂も、ついに「オバハン」呼ばわりされるようになりましたか。ケツだって触られてしまいます(笑)
【フリースタイル母ちゃん】?「不倫スタイル母ちゃん」じゃなくて、本当良かったよ。ミポリン、そこまで落ちぶれてません!
結論からいうと、ストーリー自体はまったく面白くなかったし(笑)、「ラップクリーム」というネーミングも、かなり頂けなかったけれど、“帰ってきた”ミポリンには、やっぱり感慨深いものがあった。なにせ「世にも奇妙な物語」、記念すべき第一話に登場してくれたのが彼女。あれから27年‥‥そりゃ歳も取りますわな。
世にも、斜め横シリーズは、いったん《完》。それでは来年、また春頃にお会いしましょう!