久々にハム戦以外のプロ野球の試合を、ガチ視聴した.....
CSファーストステージ第3戦、埼玉西武vs東北楽天。今シーズン、双方に球団にカモられた、ハムファンにとって憎き相手‥。「赤」は楽天と広島だけでもう十分なのに、西武は今シリーズずっと赤色のユニフォームを着用。いつまでもゲンなんか担いでるようではダメ。自分の“カラー”を見失った方が負けなのだ。始まる前から勝負がついていた。
西武とすれば、二戦で一気にカタをつけたかったに違いない。今季対楽天戦8勝0敗の菊池雄星で星を取るのがまず大前提。残る2試合で1勝または1分けだなんて甘っちょろい考えは、毛頭なかっただろう。2戦目にくる岸孝之を、どうにかして潰す必要があった。
漠然としたこの空気をつくり出していたのは、3戦目に持ってくる美馬学の存在である。西武打線は多くの打者が彼をカモにしていたそうだが、大舞台に強いイメージ。‥とはいえ、我々の中ではほぼ2013年の日本シリーズで限定されているのだけれど、なんとなくここ一番での美馬は不気味であり、味方であればこの上なく頼もしい。
日本シリーズといえば、岸孝之もかつて巨人相手に快刀乱麻な投球をしたことがあった。シーズン後半は不調に陥ったが、これだけでも大枚は叩いて彼を獲得した甲斐があったというものだろう。反対に、西武の逃した魚は大きかった。
短期決戦に無類の強さを発揮する岸と美馬がいる楽天‥これは心強い。ファイナルでも、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。
◇韓流スター?の悲劇
先発した西武の野上亮磨の奥様が元モー娘。石川梨華(32)だったのは知っていた。が、対戦した美馬の嫁まで元タレントであったとは。サントス・アンナさん(30)という方らしい。私のように古い人間は、妻が外国人と聴くと、真っ先に千昌夫を連想してしまうのだが、彼女は日本で生まれ育った。フィリピン系アメリカ人の夫と、日本人の妻との間に生まれたハーフなのだそう。
最近はタレントなんかでも多いけれど、とりわけ東南アジア系と日本人の“混血”はイイ感じで中和されて「美人」が誕生しやすいのだろうか。‥よくは解らないが、サイヤ人と地球人との間に出来た孫悟飯のような安易な発想をして、申し訳ない。
まぁ女優と野球選手の結婚自体は大昔からあり、何も驚くべきことではない。ただ、傾向として見てとれるのは「野球選手」好きの女性芸能人というのは、一定数存在しているようだ。石川梨華など、過去の遍歴からみてもその匂いがプンプンと漂ってくる。
それは野上のように一軍でバリバリ働いている選手ならいいが、そうでないと、けっこう悲惨である。むしろ『わたしが食べさせてあげる』くらいの心構えがないと、タレント業と二足の草鞋は履くのは難しいだろう。一般的に35歳にもなれば、野球界ではもう“ベテラン”扱い。そこまで野球選手でいられるのも、ごく僅かという厳しい世界だ。不安定極まりなく、決して堅実ではない‥。
巨人、中日に在籍した平松一宏という左腕投手も、かぎりなく「グレーゾーン」だった。彼は以前、矢田亜希子との熱愛が噂されていた。野球でパッとしなかった彼を、矢田の方が見切りつけたのか、どうかは私らに知る由もないが、仮に平松を振って、押尾学になびいたのだとしたら、それはそれで不幸である。夫の一連の不祥事で、あやうく女優生命をも絶たれそうになったのだから。
しかし、上には上がある。石川や矢田亜希子など、もはや比ではない、大女優とプロ野球選手の結婚‥そしてスキャンダル。巨人で活躍したチョソンミンと、韓国で人気を博していた崔眞実(チェジンシル)がそれである。
チョは、そのとき既に落ち目だったとはいえ、日本の人気球団におり、妻も【1990年代最高の女優】といわれた、超ビックカップル。
‥やはり“すれ違い”が原因で、ふたりは2年で破局してしまったのだが、本当の悲劇はそこからだった。2008年に崔眞実が自宅で自死し、再婚していたチョも、以後明らかに精神状態に変調をきたすようになったのだという。
それから約4年後の2013年1月、元妻を追うようにして、彼も自ら命を絶った。同じ39の歳で‥まだ幼い子をふたりも残して‥‥。
日本のスター選手と大女優の結婚、その顛末は小説でもなかなか描けない。哀しい実話である。
結婚式にて。金城武と見間違うほどの?イケメン投手だった