センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

大谷翔平君のこと

2017年を表す漢字一字が【北】だったそうだが、選考にあたってはこの両者が世間に与えたインパクトも大きかったらしい。「北」海道日本ハムファイターズ発....

 

 アメリカへ飛び立つ前の大谷翔平と、ゴールデンルーキーの清宮幸太郎。「二大スター」の競演で自主トレが行われている鎌ヶ谷は今、大盛り上がりなのだとか。

 

‥と思ったら、清宮が手を痛めた模様。大丈夫か?こうなった以上、時期も時期だし、無理にアリゾナ(一軍キャンプ地)へ送る必要もないのではないか。本来は育成重視のチーム。焦らずじっくりやってほしい。

 

 

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そんなわけで、今のところそれほど実感は持てないのであるが、まもなく日本で大谷が観られなくなる。大谷のいないファイターズ‥‥

清宮が入ってくれたからまだよかったけれども、大谷のいないファイターズには、正直あまり魅力を感じない。これを、他球団のファンが口にしたら『テメーふざけるな』となるだろうが、筆者は生粋のファイターズファン。この私が言うのだから、間違いない(笑)。たぶん、みんな認めたくないだけなんだ。

この5年間、ファイターズはたしかに大谷翔平というひとりのプレーヤーによって成り立っていた。つまり「大谷ありき」のチームだったのである。‥これは彼に責任はない。球団が大谷をそう仕立て上げたのだから。二刀流も『やるな』と上がいえば、彼もそれに従ったはず。

 

しかし、良い指揮官に巡り会えたものだ。プロで最初に師事した人間が栗山英樹だったのは、大谷にとって最強最大の幸運であったといっていい。昨年暮れに発売された新潮でのインタビュー記事に、栗山氏はハッキリこう断言している。

 

野球と翔平のこと以外は考えたのことのない5年間でした

 

徹底した翔平ラブ(笑)。もちろん、どの監督も選手へは皆平等の愛を捧げていたと、口では言うのだろうが、その中でも彼は“別格”だったわけである。さぞ、大谷は北海道で思う存分に野球生活を満喫できたことだろう。

 

 

一軍栗山、二軍荒木大輔‥さながら北海道日本ハムスワローズ

FOUR SEASONS…あなたのそばに…

 

 

もう、おそらく‥札幌ドームにおいては“ごく日常的”な光景であった「160キロ」の計時を拝むこともできなくなるのだろう。可能性があった増井とマーティンも、今年いなくなってしまった。

これも確かに寂しいけれど、私個人としては彼の名が打順から消えることの方が寂しいし、痛い。「投手・大谷」には、まだまだ隙があった。いや、いい投手に変わりはないが、たとえば同時期のダルビッシュ有並みに“無敵”というほどでもなかった。うまくやれば点が取れる投手‥相手チームからしても、大谷はそんなふうに映っていたのではないか。

 

 

一方の「打者・大谷」は、すでに“完成”の域に近づいていたといっていい。もし、打者に専念し、フル出場するようなことがあれば、彼はイチロー並みの打率を残し、松井秀喜並みのホームランを打っていたのではないかと推測する。

少なくとも、今シーズンの「打者・大谷」は、入団時に“喩え”として挙げられることが多かった大卒1年目、同年齢時の高橋由伸(巨人)とは比べものにならないほどの凄みがあった。故障もあり、結果として打者に専念した2016年の夏場頃、我々はその大谷が持つ底知れぬ力を、目の当たりにすることになる。

 

だが、幸いにして大谷の「豪打」だけなら清宮幸太郎に当てはめることが、できるかもしれない。早い時期から50本とか打ってしまうと、またメジャー云々言い出しかねないから、最初は程よく‥が、Fsファンからすると理想か(笑)

 

 

《参考》 週刊新潮 2018年 1/11 号 [雑誌]

 

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