ごめん。冬季平昌五輪にまったく関心はなかったが、北朝鮮が“例の”楽団を引き連れてくるとあっては、注目せずにはいられない.....
お隣・韓国の男たちを虜にする、日本では『美女軍団』とも称されて有名。その楽団を率いる玄松月 (ヒョン・ソンウォル)団長が訪韓した際には、ちょっとしたニュースにもなっていた。待遇は超VIP。一時期「死亡説」もささやかれていたけれど、嬢は健在である。
公になっている生年月日によると、1977年生まれ。‥ということは現在40歳か。少なく見積もっても「芸歴」は20余年。
10代の頃の、歌唱映像を偶然見つけた。嬢が国を代表するような“美女”‥であったかどうかはともかく、伸びのある声量がハンパない。おそらく17、8歳当時のものだと思うが、すでに「大御所」のような貫禄だ。
このムード歌謡ぽいの、筆者のような昔の人間には心地よい 笑
Hyon Song Wol - 현송 월 - 1995 - North Korean melodies
ヒョン嬢の最大のヒット曲?あらため一応「代表曲」とされているのが【駿馬処女】という曲。‥みようによっては若干エロい。しかし、同曲は北で身を粉にして働く女性たちの崇高さを高らかに唄いあげた‥もののようである。以下、翻訳歌詞はすべてYoutube参照。
工場の同僚たちは笑いながら話すの
私を見て 駿馬に乗った馬ですって
ちなみに駿馬とは【脚の速い、優れた馬】のことを指すそうだ。仕事の早い女性はどこにでもいるが、馬に喩えるケースは、あまり訊いたことがない。
一日中働いても まだ飽き足らず
君の仕事っぷりは 稲妻のようだねと
ララララ♪
私を見て 駿馬の馬ですって
稲妻のような処理能力‥。どんだけなんだろう。ちょっと私には想像もできない。駿馬の馬、もうわかったから。それでは2周目。
今日も人より早く出勤していると
私の名前が新聞に載っていたのよ
早朝出勤お疲れさまです!‥んで、新聞に載ってしまうとは。まぁ「学級新聞」なんかの類では、こういうのもよくあったけどね。でも、それではないんでしょう?真面目に頑張っている庶民を紙面に取り上げてくれる新聞社‥。もっと増えてくれると嬉しいです。
飛躍する時代に生きてゆく
若い娘に授けられる勲章
ララララ♪
私を見て駿馬の馬ですって
3周目からは一気に“国際色”が濃くなってくる。それこそ、いつも我々が新聞やネットで目にする語句のオンパレードとなるので、自重(笑)。ご自分の目で確認いただけたらと思う。
ピンクonピンク!
駿馬のような男を目指し、私も日々を駆け抜けていきたい(笑)
まとめとして、今回わかったこと。ヒョン・ソンウォルの歌声をまともに聴いたのは初だったが「歌唱力」はたしかであることと、向こうの楽曲が、少し“昔の日本”ぽかったことか。そして、これは以前にジョウウン氏自身が述べていた言葉.....
先軍時代に創造された歌は、核兵器よりもっと威力ある手段にならなければなりません
毎度こうした“投歌”であるなら、むしろ歓迎したいところである。