センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

Acid Black Cherry【眠り姫】にツッコミを

近ごろ雑誌の特集とか最新刊の本棚を眺めていると、なんか“クラい”んだよなぁ.....

 

 

内容がというより、扱っている題材?がさ。どこもかしこも老後の暮らしであるとか、病気の話題だったり。先の芥川賞を受賞した本も、たしか配偶者に先立たれてしまったのヒトの話でしょう?

読んでないから判らない。もしかしたら、とっても前向きなコトが書いてあるのかもしれないけれど、“入り”は明るくはないはず。‥まぁそれだけニーズがあるのと、本を読む世代もドンドン高齢化してきているのだろうね。

かくいう私も若くはないのだが、せめて読書をしている時間くらいは、現実から逃れてみたいわけよ。「現実逃避」こそ、読書の醍醐味。明るくない未来なんて覗きたくない。本の中ではリア充、パパになったり、イケメンホストに変身したり。‥加藤センセの【チュベローズで待ってる】ってどうなん?

 

 

ベっタベタでもいい。Acid Black Cherryの【眠り姫】のPVのようなラブストーリーを紡げる書き手は、どなたかおらぬだろうかーー

 

 

眠り姫(初回限定盤)(DVD付)

 

 

そう、今回は別にBOOKの話をしたいわけではなく、その【眠り姫】という曲のPVが、まるで美しい恋愛小説のようだった点について着目してみたい。では、さっそく“現物”をみてみよう。

 

 


Acid Black Cherry / 眠り姫

 

 

姫と王子の出会いは、なんと合コン!(だよね?)

♂♀2-2のメンツがまた分かりやすい。主役の隣に配置されているのが、見るからに“引き立て役”といった体。場の盛り上げ役の男と、トーク担当の女‥。王子も王子で、最初から姫ばっか見すぎていて、いささか気持ちわるい(笑)

 

しかし、そんな王子に姫も満更ではない、といった塩梅。ここから若いオトコとオンナの展開は、さすが急ピッチで、初デートからチャペルまでの速度は、まさに秒速だ。途中、破局の危機もありながら、最後は無事、ふたり仲良く手をつないで野道を歩いている‥‥。

 

うん、実に綺麗な「ストーリー」ではないか。‥これとよく似たものを、カラオケボックスとかで幾度か見かけた憶えもあるが、細かいことは気にしない(笑)。コレを見て血が騒がぬ物書きはいないだろう。さぁ姫を眠りから覚ますのだ。

 

 

‥ほんなら、お前が勝手にやれよ!とツッコまれてしまいそうだが、出だしが「合コン」設定なのが難しい。なにせ私は合コンに良い思い出がない(過去記事参照 笑)。失敗談ならいくらでも書けるが、合コンからプロポーズにまで持っていける自信と、実績がない(笑)

そもそも合コンでは出会えないような気が、最近している。なぜなら端から出会いを期待している男女が集まった集団、企画であるからだ。運命のヒトは「欲」のはたらかない場所にいるというのが、長年かけてたどり着いた持論。

姫が眠りから覚めるときをチュベローズならぬ、私は賃貸マンションで待っている......

 

 

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