センテンス・オータム

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やきう・アラカルト【「不良」か「優等生」か 2】

ただ、故人の名誉のために一言付け加えおくならば、伊良部秀輝は「大投手」である。

 

 

イロイロあったアメリカでも二桁勝利二度は、けっきょく彼がメジャーでも通用していたことの証。私が一時期本気で投手を目指していた頃、その理想像がロッテ時代の伊良部でもあった。

球種はほぼストレートとフォークのみの2種類。フォークといっても、ただのフォークボールではない。球速140キロ台で鋭角に落ちてくる球には、当時の並み居る強打者たちもずいぶんと手を焼いた。小細工必要なしの「本格派」な姿は、アマチュアの自分にも、たいへん眩しく映っていたのを想い出す。

 

 

千葉ロッテからメジャーを経て、阪神タイガースでNPBに復帰したのは、奇しくも伊良部と一緒‥。バレンタイン政権時には「スピードスター」として名を馳せた、その人、西岡剛(33)である。

 

 

全力疾走

 

 

複数の箇所でみかけた、記者を監禁?土下座まで強要したという、なんとも物騒な先日の記事。‥おそらく誇張している部分も多々あるかと思われるが、わりと信憑性の高い文面だった。

 

www.dailyshincho.jp

 

 

傍からみていると、この西岡という選手‥どうも胡散臭い。どちらかというと彼は「本能の赴くまま」タイプの大先輩の伊良部とは真逆、マス・メディアを計算尽くで利用しているかのような印象も受ける。

こんなことがあった。バレンタイン監督解任をめぐり、フロントに対する、いささか辛辣な文言が書かれた抗議のボードをかかげるファンに対して、それをやめるよう注意を促した。

‥気持ちは解らなくもない。が、タイミングがよろしくない。試合後のヒーローインタビューに、“敢えて”行ったのだ。毎試合熱心に応援をしてくれる「応援団批判」を、公衆の面前で。

案の定、翌日の試合では応援をボイコットされてしまう。もっともだ。そういったことは球団に任せておけば良いのだ。そのほうが波風立てずに済む。先の土下座記事、ロッテ在籍時のエピソードなどを知るとよけいに、わざわざお立ち台から降りた、あの行為であったりだとか、一連の発言すらもすべて「西岡流」の、“えぇかっこしい”なパフォーマンスではなかったのかと、つい勘繰ってしまう。

 

‥何かまちがいが起きて、万が一本人の目にこれが留まったとき、私も吊るし上げられるのだろうか。上等だ(笑)。 《続く》

 

 

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