センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

日本ハム・アラカルト 【2018.開幕に向けて《前篇》】

25日、北海道日本ハムのオープン戦全日程が終了がした。徐々にであるが、筆者の戦闘モードも高まってきている。もちろん、すべての試合、すべての新戦力をチェックできたわけではないけれど、ここまで感じたコトを私なりの見解を述べてみたい。予め、一言わせてもらおう。

 

ファイターズの未来は非常に明るいものであるーー

 

 

育てる力

 

誤算、からの光明

 

先日のエントリーで、有原航平の離脱が痛いと書いた。それほど長引く感じではなさそうなのは幸いだけれど、昨年の勝ち頭‥すなわち「エース」抜きの戦いを、しばらくファイターズは強いられる。有原不在のうちに、どこまで持ちこたえられるか。

先発6番手急募といった塩梅で、現在二軍調整中の斎藤佑樹の名が各紙で取り上げられるなど、たしかに余裕こそないが、かといって逼迫しているふうでもない。これも、新外国人投手ふたりにメドがついたことが大きいだろう。

 

まず、ブライアン・ロドリゲスが開幕投手候補に急浮上。これには驚いた。‥今年、来日した助っ人のなかでは独断と偏見で、イチバン期待値が低かったであろう外国人。残念ながらマジマジと彼の投球を拝む機会には恵まれなかったのだが、映画俳優のように甘いマスクをした彼が、開幕を任せられるほど、秀逸な投手であったとは!

 

前評判どおり、豪速球を持ち味とする「パワーピッチャー」ではない模様。‥もしかすると開幕に当たるライオンズ打線との相性も鑑みたのかもしれない。昨シーズンまで在籍した同タイプの“動くボール”を得意とするルイス・メンドーサを、右打ちの強打者が多いライオンズ打線は、比較的苦手としている傾向がみてとれた。うまくハマればB・ロッドの前に、獅子の連中は凡打の山を築くことになる‥そんな皮算用。もっとも対戦相手は菊池だから、1点の失点も許されない、厳しい環境に変わりはないが。30日は私にとって初・生ロッド、“ぶっつけ本番”となるが、お手並み拝見といこう。

 

 

一方、ロドリゲスの4倍近い年俸をもらっている、ニック・マルティネス。オープン戦では、どうもパッとしなかった。彼が開幕二戦目を担うらしい。正直、不安感は拭えない‥。後続の加藤、高梨がオープン戦で安定した投球を披露していた。彼らは実績もあるだけに、心配はない。‥裏返せば、上記2新外国人投手で勝ち星を拾えるようならファイターズは開幕からノッていける。完全復活を目論む上沢と合わせ、とりあえず先発5枚は揃う。これに有原が戦線復帰すれば、十分戦っていける。そういった意味でも1、2戦のロドリゲス&マルティネスの助っ人コンビは、今季、上位進出をうかがうファイターズの鍵を握る存在といえそうだ。

 

抑えは石川直也なのか西村天裕なのか‥オープン戦での起用をみているかぎり、予測つかなかった。これまた新外国人のマイケル・トンキンは、昨年までいたマーティンの役割を担う模様。だから、抑えのひとつ前、8回を担当。オープン戦では安定した投球を続け、防御率0点」フィニッシュで100点満点の回答(快投)をした。よけいに“守護神”が存在がクローズアップされてくる。

鍵谷不在の今、石川も当然西村も、経験に乏しく抑えとなれば未知数。‥となれば、25日の投球をみるかぎりでは西村の抜擢も面白そうだ(開幕一軍決定!)。マックス150キロのストレート、制球力にも長け、三振が取れる。それと非常に度胸の据わっていそうな顔と、マウンド上での振る舞いをしている。しかし、やはり制球面で優れている点が大きい。抑えで登場してきて無駄な四死球を出されることが、観ている我々だってイチバン恐れているのだから。 《続く》

 

 

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