センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

やきう・アラカルト【バースや原辰徳と演じた名勝負‥よりも】 (終)

死ぬかもしれない.....

 

 

だなんて、明らかに“釣り”っぽい書き出しであるが、あながち嘘でもなく、最近やたらと体調が悪い。とりわけ頭痛が辛くて、ちょっと深い考え事をするたび、鈍痛がする。

もし、もしも1週間以上とか、長期にわたって更新が止まっていたなら、たぶんそのとき、僕は死んでいる(笑)。先日も某二世タレントが室内で『孤独死していた』そんなニュースがあったけれども、独り暮らしかつ、何か突発的な病が襲ってきたら、もうどうしようもない。死を受け入れるしかない状況だ。‥まぁ自分も一介の物書きとして、読者の皆様に“最後のご挨拶”ぐらいはしておきたかったが、なければそういうことで(笑)

 

しかしながら、ブログなんてものは「心技体」が充実していなければ、なかなか良質なエントリーを生み出すことができない。ここ数日は体調がすぐれないなか、気力を振り絞って文章を綴っていたが、あとで見返すと、我ながらイケてない。‥そのような記事は、申し訳ないが、公開後に“お蔵入り”とさせてもらった。幸い外部からのコメント等は受け付けていないので、こういったときは躊躇なく消せる。それらを偶然、目にすることができた読者各位はラッキーだったということで(笑)

 

 

同時に「野球人」でもある僕は、ふと津田恒美が脳裏に浮かんでくる。

今でも動画サイトで確認できる“現役最終登板”の姿が、誠に痛々しい。顔面蒼白といった塩梅‥。頬もこけていて、身体もガリガリである。

むろん、コレも「今見返すと‥」なのであって、おそらく当時のカープの首脳陣には『今年の津田はずいぶん(カラダを)絞ってきたなぁ』くらいにしか、映っていなかったのであろう。‥無理からぬことで、まさか、現役のプロ野球選手があのような大病を患っていたとは、当人以外、誰も予想すらしていなかったにちがいない。開幕直後の出来事である。

 

 

もう一度、投げたかった―炎のストッパー津田恒美最後の闘い (幻冬舎文庫)

 

 

相当、頭が痛かったはずである。しかも、脳にできた腫瘍はその時点でかなり進行していたと訊くし、僕がちょっと考え事をするだけでもズキズキと痛むのに、彼は硬式ボールを全力で投げてこんでいたなんて、まさしく自殺行為に等しい。とんでもないことだ。

 

医療の知識は僕にないが、既に「絶対安静」を要するほど、すでに深刻な状況下に置かれていた思う。‥なのに、スライダーでストライクをとり、ストレートのMAXは、なんと144キロ。結果、ワンアウトをとることができなかったのだけれども、最後の最後まで“プロの姿”を、我々に指し示してくれたツネゴン(現役時代の愛称)の闘志。命がけのピッチングは知ってしまったら、もはや、少しばかりの体調不良など、何かを拒む理由にもならない。

 

僕も、頭痛にマケズ孤独死の恐怖にもマケズ、常に立ち向かっていかなければ‥‥。死して尚、野球ファンを惹きつける彼の本当の魅力が今、あらためて解った気がした。

 

 

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