センテンス・オータム

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【Fsを下位予想した者、跪け】エースのやきう日誌 《4月4日版》

分からないんだよ‥今シーズン、ファイターズを最下位近辺に予想した評論家連中?

仕事という名目で12球団のキャンプを巡っている、人たちも多いんでしょう?‥彼らはちゃんと見ているのだろうか?今シーズンの北海道日本ハムファイターズは、まちがいなく強いよ。私はそれを一層「確信」したね‥4日の試合、東北楽天戦を観てーー

 

 

エラーとバッテリーミスから終盤、同点に追いつかれ、大いに盛り上がる宮城球場。“敗けゲーム”だった。同点でなんとか凌いだが、最終回もしくは延長に入ってサヨナラ負けを喫するの関の山‥‥昨年までのファイターズを知るもの、観ていたのものは十中八九、覚悟を決めていたのではないか。

 

そんな「敗戦ムード」を一掃した、直後の太田賢吾スリーベース。変則左腕との対戦を物ともせず、力強く振りぬかれた打球が右中間を深々と抜けていった。4割打者、近藤の前にランナーが2塁にいるのと3塁にいるのとでは、相手にかかるプレッシャーは格段にちがってくる。太田の果たした役割は大きかった。

昨シーズン、多くの打席に立たせてもらい、初ホームランも記録した。東京ドームの中段に突き刺さったライナー性の一撃。チームは下位に沈んでしまったが、これをいい機会と、若い芽が着実に育ち始めていた。その代表格が太田であり、横尾。

彼らが今、ひとつのポジションをめぐって凌ぎを削って争っている。両者の“持ち味”は違うが、こうした伸び盛りの若い選手が競っているのだから、誰が出ても戦力は落ちることはないし、攻撃のバリエーションも多様。セカンドでいえば、さらに百戦の田中賢介まで控えている。

 

勝ち越しを決めた9回。とどめを刺したのが岡大海。彼も太田同様に代走からの途中出場である。こちらも大田泰示と競う、ハイレベルなポジション争い。タイプ的に重なる部分も多いが、長打の部分では大田、スピード面は岡のほうに軍配があがるか。前者なら「超重量打線」を組むことも可能となり、後者なら足を絡めた攻撃も期待できる。一芸に秀でた能力を持つ彼らは、強い。

「器用貧乏」なんて、あまりよくは聴こえない言葉があるけれど、おかげで、すべてにおいて平均値の便利屋・杉谷拳士の出番が、今のところ少ないのは、彼らの台頭があまりにも大きい。

 

前日好リードをみせた清水ではなく、代わりにマスクを被った鶴岡慎也が3安打の猛打賞を記録。仕事きっちり、この日も1打点をマークしている。

しかしながら、鶴岡がこれほどまでに打撃がよかったとは‥。よくよく振り返ってみると、彼は昨シーズン、少ない試合出場数ながら、打率は優に3割を越え、3本もアーチをかけている。‥いくら狭いヤフオクドームとはいえ、100試合以上に出場した正捕手・甲斐拓也が5本しか打っていないところをみると、鶴岡の打撃力はホンモノだ。ソフトバンクは、よくぞこんな選手を“見切った”と思う。マスクを被らない日でも、彼ならバットだけでも十分戦力になってくれる。ファイターズは実に良い買い物をした。

 

 

そう、以前から言っているとおり、打つほうは何も問題はない。問題は投げるほうだが、こちらもさほど心配はしていない。開幕戦、不安定な投球をしたロドリゲス。今後、彼の処遇がどうなるか分からないけれど、本来そこを担うはずだった有原航平も、もうすぐ帰ってくる。早い時期の復帰はありがたい。懸念された「先発6番手」は、きょう5日は村田透が務める模様。村田の結果いかんでは、今シーズンの飛躍がおおいに期待されている堀瑞輝も、玉井大翔も控えている。数は、とりあえず揃っている。

 

不安材料があるとすれば抑えだが、石川直也‥‥楽天戦2試合で見せてくれたような堂々とした投球を、今後も続けられれば、ファイターズにも待望の「新ストッパー」が誕生する。

‥どうだろう。全体を見渡せば、むしろ好材料のほうが目立つ今季のファイターズ。昨シーズンの二の舞にはならない。種を撒いたのが昨年ならば、2018年は花を咲かせるシーズンだ。優勝だって、決して夢物語ではないのだ。

 

 

《今日の一枚》

昨日、反撃の口火となるヒットを放った今江。このコーナーで彼の話をしてしまったのを、少し後悔していた(笑)。今回はまったく無関係の選手なのでご安心を。

 

 

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山岡泰輔、オリックスバファローズ。‥この球団は毎年「ドラフト通」をうならせてくれる。吉田正尚とか山岡の“一本釣り”を実現してみせたのは、まぁ人気が集中する大物を避けるクジ運の弱さも、背景にはあったのだろうが、かえってそれが「吉」と出始めてきている。

社会人時代から山岡を尊敬していたとされるルーキー・田嶋大樹は、オリックスが久々にクジで引き当てた、本命の恋人。若き左右の両腕が柱となって活躍しだしたら、他球団にとって脅威だ。近年、外国人の発掘といい、ドラフトといい「スカウティング力」に長けている点にも要注目だ。

 

 

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