センテンス・オータム

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【おもしろすぎや拳士】エースのやきう日誌 《5月12日版》

もう最高........

 

 

4万人近い観衆が固唾を呑んで見守った。体に当たっているか、いないか‥デッドボールのリプレイ検証。大型ビジョンに“スローモーション”で何度も映し出された、背番号「2」の一挙手一投足。カレは白か、黒か?‥結果は「大当たり」。今季から始まったこのルールには、こういった使い道もあるのかと、我々は杉谷拳士に教えられた。

 

 

かつて【報道ステーション】内でも取り上げられたことのある、杉谷のビッグな声量。『当たった!』の連呼に、なぜか場内は敵味方問わずの大爆笑。そして、それを冷めた視線で見つめる達川光男コーチにズームイン!ずいぶんと機転を利かせたカメラワークに、アラフォー筆者もおもわずニンマリだ。

そうそう、昔はゴールデンに放送されていた【珍プレー好プレー大賞】の常連であった同コーチ。杉谷と同じシチュエーション、球審への猛アピールとナイスな演技で?出塁をつかみとったシーンがあったような‥なかったような。

 

 やはり、同系統の番組で取り上げられる機会も多かった、オリックス在籍時のパンチ佐藤‥。パンチを彷彿とさせるガッツをみせたのは、その前の打席。肉眼でもハッキリと判る、足元への“文句なしの”デッドボールで、『痛っ!』

 

一瞬、うずくまった杉谷はそのまま何事もなかったように、一塁に猛ダッシュだ。よく見るとボールはレガース部分に直撃しており、痛み自体はそれほどなかったと思われる。杉谷の「迷演技」を知ってか知らずか、彼の元へは、ただのひとりも駆け寄らない。デッドボールなのに、ベンチにいた大田泰示も大爆笑。しかし、これが引き金となって誰もが驚く事態に、コトは発展していったのであるーー

 

 

仰木監督も大爆笑


パンチ佐藤自分の心は一つです

 

 

2回表、満塁で回ってきたシーン。9番の中島卓也が逆転のグランドスラム

『打った瞬間ソレと解る当たり』とか『スタンド中段』等の語句が、いちばん縁がなかったはずの中島が‥‥ホームランテラスのはるか上の、ピンク色に染まったライトスタンドに突き刺す。直後に沸き起こったヤフオクドームの“どよめき方”は、先日の清宮幸太郎の初ホームランのときにも勝るとも劣らない。

昨シーズンの「生涯初ホームラン」は界隈で大きな話題となったが、もしかしたら、今回のは、彼にとって「生涯一の会心の一撃ではなかったか。

 

‥将来プロ野球選手を目指す少年たちよ。猛者揃いの球界にあって、決してパワーに秀でているとはいえない中島卓也でも、以前は12球場でもっともホームランが出にくかった「旧福岡ドーム」で、ボールのとらえ方によっては、スタンドインできてしまうのだ。

日頃の努力が“天性”の何とかに勝るときだってきっとある。それを中島が示してくれたではないか。諦めるのは、まだ早い。

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

たしか、きょうが「母の日」だったか。やはり生まれ故郷の地、福岡には中島も単に相性の良さだけ片付けられない特別な想いがあるのだろう。プロ初ホームランを放ったのが同地であるのは周知のとおりだけれど、2014年のCS‥決勝のタイムリーをサファテから放って崖っぷちのファイターズを救った一打も、ファンは忘れていない。

 

今シーズンは レギュラーの座を保証されておらず、年下の石井一成との併用が続く。しかしながら、奇しくもドラフト同期の杉谷とともに、ベンチに欠かすことのできない人材であるのは間違いない。「全員野球」で、ファイターズが王座を奪還する。

 

 

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