センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【辛口】 斜め横からみた 「世にも奇妙な物語 2018春の特別編 PART2」

「春の特別編.2018」後半の感想へ行く前に......

 

 

少し前の新潮に掲載されていた、山辺節子(昨年出資法違反容疑で逮捕)について書かれた記事。

 

 

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(C)週刊新潮 2018年 4/26 号 [雑誌]

 

 

彼女についてはここでも触れたことがあった。‥ふたたび山辺の名前を持ち出して、なかには不愉快な思いをする方もおられるかもしれないが、少しだけご辛抱を。当該記事では「自らの生い立ちから事件の背景まで詳細に綴った」手記の、一部が載っている。手記のタイトルは【砂風】‥。このタイトルの名づけ方といい、もういっぱしの芸能人気取りだ。

中身を読むと『元来の美人ではない』ことを自覚しながらも、自分に落とせない男はいないと言わんばかりの強烈な文体で、その“テクニック”までを惜しげもなく披露。しかし、それは失笑レベルもいいとこで、私から言わせれば、もうなんだかこの人自体が世にも奇妙な物語。金に目の眩んだ、あたかも妄想と現実の区別がつかなくなってしまった女、なのである。

いずれ本にまとめるつもりなのか。‥ドラマにするなら、これにアレンジを加え、あえて彼女に乗っかったうえで、最終的にハメる「どんでん返し×2」の手法を用いたい(笑)。タイトルは新潮からお借りして【超女子力オバサン】でもいいし、シニカルに【憑りつかれた女】とかでもいいだろう。

 

 

‥さて、本題に移ろう。きょうは三浦春馬主演【明日へのワープ】から。

 

こちらはなかなか良かったのではないか。何が良かったって、作中あった『幻想体験』というお言葉、この響き‥。なにやら【懲役30日】を連想させるではないか。番組のファンの間でも“最大級のトラウマ”と名高い、アレのまさに「イイ話版」といった塩梅。

「ハッピー」といえるかどうか、正直微妙なエンディングだけれども、主人公が今回でいえばクスリの力によって改心し、恋人とともに新たな人生を模索していく‥といった点においては【結婚シミュレーター】とも重なる部分がある。まぁでも‥やはり、すべてが「夢オチ」だったというのは幾分卑怯にも思えてしまうが(苦笑)

 

本作品と似た経験がある。筆者はプロ野球が好きで、テレビなどで観戦する機会も多いのだが、一度あったのは、贔屓のチームが序盤から大量点を奪われて意気消沈。早々に勝つことを諦めてテレビを消し、私自身は他の作業をしていた。

しばらくして、テレビをつけると試合は終盤。なんとチームは同点に追いついているではないか‥‥

後悔した。私は“現実”から目を背けていたので、当然その過程を知らない。逃げずに現実としっかり向き合っていれば、私も「歓喜」を共有できたはず、だったのにと。

 

もっともこのケースにかんしてはリプレイ映像などによって、あとでいくらでも“振り返る”ことは可能(笑)。ただ「世にも」の三浦君のケースはそうもいかず、“ワープ体験”そのものを激しく後悔していた作中の彼‥。ある種の“ショック療法”は、悩める彼に劇的な変化をもたらしてくれた模様だ。あの‥筆者にも是非「アイリウム」処方していただけませぬでしょうか。

 

 

第1話「奪われたら奪い返せ」

(C)amazon

 

 

最後が倉科カナ主演の【少年】という作品。

というか、このタイトルの付け方‥もう少しどうにかならなかったのか。あまりにも工夫がなさすぎる。

 

本当にタイトルのとおりで、これほど分かりやすい作品もない。おそらくほとんどの視聴者が、端から「少年」の正体を解っていらしただろう。制作側もさすがにマズいと思ったのか、なにか序盤はホラーのような体にして“カムフラージュ”させてはいたが(笑)

‥もう絵に描いたような美しい締め方で、たしかに分かりやすかった。万人が望むようなカタチのエンディングだったけれど、もう少し“ひねり”を頂きたかったというのが本音なところ。

大人気映画よろしく前前前世の記憶がテーマ。たいそうロマンチックなテーマだが、実際にあったらけっこう怖い。もし、前世の人間にカラダを乗っ取られてしまったらどうするのだろうか。作中の男も、体は少年なのに平気で倉科嬢の家に上がり込み、飯までご馳走になっていた(笑)。少しは体を貸してもらっている少年の立場も忖度しろよと言いたくなってしまう。

‥まぁこんなコト考えるの、ロマンチックの欠片もない「妙」人間の筆者くらいかもしれないが。

 

今回の「春特」の感想をもって、かんする文章はしばらくお預け。また「シーズン」になったら、お会いしませう。

 

 

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