センテンス・オータム

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【上沢直之の匂ひ‥】エースのやきう日誌 《5月16日版》

先週号の週刊ベースボールが【西武特集】だった......

 

 

皮肉なものだ。グラビアには戦線離脱した菊池雄星のインタビューが載り、この号が発売された辺りから「最強」と謳われた肝心の打線も急失速。直近7試合で4度の完封負け‥とは、事態はなかなか深刻だ。

しかしながら、広島や阪神はあっても、パ・リーグ単体球団にフォーカスした企画はわりと珍しく、食い入るように読んでしまった。往年の名選手がズラリと並んだファン垂涎の号に、所沢地区で同誌の売り上げが激増‥したかどうかは分からない。

個人的に興味深かったのは、秋山幸二清原和博の西武在籍時の成績が、かなり似通っていたこと。

 

秋山 安打数1224 本塁打328 打点858 打率.273

清原 安打数1353 本塁打329 打点915 打率.277

 

‥どうだろう。両者に開きがあるのは盗塁の数(秋山227 清原58)くらいで、ほぼ「互角」といっていい。彼らももちろんノミネートされている、獅子だけの最強打線を選考する企画は、傍からみてても愉しそうだった。これにテリー・ウィットフィールドを“選出”していた、あさりどの堀口‥ハムならウインタースではなくウィルソンのほうを選ぶ私と、なんとなく同じ匂いがした。

中川充四郎氏のコラムはさすがの安定感(どうやら伊東勤の「花束自費購入事件」は真実であったらしい)。‥このように、西武礼賛文章が相次いだなか、野村克也氏だけがまるで今の失速を予知していたかのごとく、釘を刺していた。チーム防御率はリーグ4位、失策の数に至っては同1位‥。今シーズンの西武に『絶対的な強さはない』のだと。常々口にされている、野球は守りから‥‥いかにも氏らしい発想、着眼点である。

 

そして、そのエラー絡みで決勝点を献上した16日のファイターズ戦。

スコア「1-0」の痺れるような投手戦を制した、この日の主役は問答無用でファイアーズの若き先発の大黒柱、上沢直之(24)であった。

 

‥そうそう、先の「週刊ベースボール」には、上沢も“小さく”取り上げられていた。選手の素顔に迫る【My TIME】と題したコーナーで、普段使っている私服や所持品等を紹介する、まぁどこの雑誌でも見られそうなもの。

 

 

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(C)週刊ベースボール 2018年 5/7 号 特集:最強打線の真髄 [雑誌]

 

 

私が注目してしまったのは、彼が現在も千葉の「ららぽ」に通っている‥ことなどではなく、愛用している香水が【LANVIN】製であったこと。

実はソレ、筆者が愛用している香水とまったく同じ代物で、以前にもここで触れた記憶がある。この香水については、またいつか書いてみたいと思っていたので、今回いい機会だから“中間報告”してみよう。

 

 

f:id:risingham:20180517102142j:plain ※ ランバン 【 ジャンヌ ランバン 】 100ml (EDP-SP)

 

 

もう2年近く、加齢臭防止の意味も込めて自らに振りまいているが、本当に良い。時間が経てば経つほど、香りに「コク」が出てくるというか‥。購入当初よりも、実は今の香りのほうが好きだったりもする。

“匂ひ”を文章で伝えられないのは残念だけれど、これは実際に試してもらうしかない。スウィートな中に洗練な上品さもあって、個人的な見解ではメンズでもレディースもイケる。‥私のことはどうでも良いとして、今ノリに乗っている上沢に、この際便乗してみるのも悪い話ではない。香りのよさだけは、とりあえず保証する(笑)

 

 

完封勝利は4年ぶり。まだあの頃は不安定な部分も多々みられたけれど、今シーズンの安定感はチーム内でも際立っている。球数からいって、さすがの私も完投はないと思っていたのに、今の上沢には試合を託してみたくなってしまう、周囲にそう訴えかける何か強いチカラが働いている。下から“はい上がってきた”男は逞しい。それを実証する、もはや「エース」の匂いもした上沢直之、圧巻の133球完封劇だった。

 

 

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