センテンス・オータム

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【偏差値の高い投手】エースのやきう日誌 《5月23日版》

生きづらい世の中だったよぁ.......

 

 

学がない親にかぎって一流の高校、大学に行かせたがる。‥おそらく、テメーに学がないものだから『子供だけには』といった心理も働いていたのであろうが、それを押し付けられる子供は大迷惑だ。いちばん質が悪い。そもそも高卒同士の親から“秀才”が生まれると思うか(※筆者のこと 苦笑)

少なくとも、私らの親連中はそんなのばっかりだった。自分としても、本当はもうひとつふたつランクを下げた県立高あたりで、気楽な高校生ライフを送ってみたかった。年頃の子を持つ親になった我々世代の諸兄姉も多いと思うが、彼らは今、どうなのだろう‥。我が子に窮屈な思いをさせていないか。

 

最近あまり訊かれなくなったけれど、よく家のバカ親も『日東駒専』なんて言葉を皮肉交じりに当時口にしていた。行くなら、せめて(最低でも)それくらいの大学には行ってほしいと。高卒の親が何を言っている‥まったくもって『馬鹿も休み休み言え』である。

 

‥なんて、別に筆者は今日、気分が悪いわけではない。むしろ昨夜ファイターズが「快勝」してくれて気分は良いほうだ。ただ、これに付随して2試合連続完封を成し遂げた上沢直之の情報を色々追っていたら、驚くべき事実が分かった。前回は私服等についてが主だったけれど、今回は彼の母校専大松戸について......

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

昨年の卒業生から、東大へは輩出できなかったものの‥京大2人、早稲田27人、慶応13人、明治53人、立教40人、法政73人も送りだしているサンデー毎日調べ)専修大学の付属校でありながら、同大学に“そのまま”進んだのは、わずか8名。千葉大の12人よりも少ない。‥これをみても判るとおり「専大松戸」は県内有数の相当な進学校である模様。

2015年には野球部が甲子園初出場を果たしている。野球部が強くて学校の知名度が上がり、いつしか進学校としても名を馳せていた‥というパターンは多々見受けられるが、ここはそういったわけでもなさそうだ。ただ、同校が近年野球部にも力を注いでいるのは確かで、上沢以降も、複数のプロ野球選手を輩出している。なかなかの「文武両道」っぷりだ。

 

 

専修大学松戸中学校 H30年度用 過去3年分収録 (中学別入試問題シリーズP13)

中学から英才教育

 

 

「専松・礼賛」はこれくらいにしておき、昨夜の上沢のピッチングも少し振り返ってみる。

降雨のZOZOマリン。立ち上がりから快調な投球を続けていた。終盤8回になって、いよいよ雨脚が強くなり、画面越しでもボールが見づらいほどに。そこまで無四球できていた上沢が突如、制球を乱し始めた。

苦悶な表情を浮かべる上沢‥。降雨によって“ぬかるんだ”マウンドは、素人目で見ても明らかに投げづらそうだった。しかし、それでもゲームはつづく。ロッテがチャンスを迎えていたのだ。たとえ、コールドにさせるにしても、今ここで試合を止めるわけにはいかない。おそらく審判方もロッテファンに“忖度”していたのではないだろうか。コールドにするなら、この回が終了してからーー

 

 

2死2、3塁。バッターは巧打者・藤岡裕。コツンとレフト前に弾き返して2者生還、2-2の同点!

これで審判も心置きなく『ゲームセット』を宣告するにちがいない。‥ハムファンからすると最悪な、そんなシナリオが目に浮かぶ。

しかし偏差値が高い?上沢はそれを解っていたのか、ここでも粘った。気迫の投球で、ただの一人も走者を還さなかった。案の定、直後に数十分の中断を経てコールドが成立し、結果、自身初の2試合連続完封‥。筆者の記憶が正しければ、ファイターズではダルビッシュ有以来の「偉業」である。雨が、またひとつのドラマを生んだ。

 

しなやか腕の振り。そこから放たれる伸びのある直球に、今年マスターしたといわれるナックルカーブを交え、好調ロッテ打線を翻弄。リーグNo.1防御率の安定感、兼ねてから評判だったイケメンさ具合といい、私は彼に岩隈久志の幻影を見た想い。

昨シーズンは病み上がりで大きく負け越してしまったけれども、2018年飛躍への“布石”だったと思えばどうってことない。「投」の大谷が抜けた穴、エースとして今後もチームを引っ張っていってほしい。

 

 

《参考》サンデー毎日 2018年04月22日号 [雑誌]

  

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