センテンス・オータム

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【吉川ミツオ君に捧ぐ】エースのやきう日誌 《5月30日版》

本日の予告先発ピッチャーー

 

 

吉川光夫

 

彼と「対戦」することになろうとは‥。当然のことながら、巨人移籍後の投球を観る機会はほとんどなかったが、成績を見るからにどうも芳しくなかったらしい。しかし、今シーズンはここまで3勝をあげているのだから、少しは持ち直してきたのか。

 

トレード自体は、だいぶ前から画策していた球団はあったと思う。もう絵に描いたようなノーコン王子。環境や指導者が変われば、もしかしたら“大化け”するかもしれない‥。だが、その前に当時新任だった栗山英樹監督が先手をうった。かの有名な、いわゆる「最後通告」。今年ダメだったら、俺がユニフォームを脱がすーー

 

 

今おもへば、あの2012年はなんだったのだろう。我々は夢を見ていたのだろうか‥‥。あるいは吉川自身、プロ野球選手としてのすべての「運」を、あの1シーズンで使い切ってしまったのだろうか‥‥といった感覚に今でも囚われる。

MVPを獲得した翌年以降は、またいつもの吉川に逆戻り。おそらく球速自体は大して変わっていなかったと思うが「2012」のときの絶対球威は、ついぞ甦らなかった。

ただ“異変”は確かにあって、同年の日本シリーズボウカーなる、優良でも何でもないない外国人に、立て続けにアーチを浴びたシーン。ボウカーの一撃が吉川のその後の野球人生を狂わせてしまったのだとしたら、私はアイツを一生恨む‥‥というのは、さすがに冗談だけれど。

故障もあったとはいえ、あそこまで極端に落ちてしまうものなのか。ノーコン吉川が無四球試合を記録(2試合)したのも、後にも先にも、あの幻のような2012シーズンだけだった。

 

 

【プロ野球オーナーズリーグ】吉川光夫 北海道日本ハムファイターズ ノーマル 《OWNERS LEAGUE 2011 04》ol08-042

(C)amazon

 

 

「ミツオ」という、とても素朴な名前が好き。けれどもファイターズ時代、ファンの多くは下の名前で呼んでいなかった。‥なぜだろう。幸い読売さんには同姓の選手がいるそうで【吉川光】と表記され、フルネームでコールされる。良い傾向だ。

大昔に流行ったドラマ【スクールウォーズ】にも、ミツオ君はいた。母親役の和田アキ子に『ミッツオ!』だなんて、大声でよく叱られていたのが懐かしい。これに影響を受けていた‥かどうかは解らないが、筆者も事あるごとにSNS上などで「絶叫」していた。

 

戻ってこい!ミッツオ!!

 

そう、あのとき吉川の帰りを皆が待っていた。幻とは言わせない‥‥『2012年の吉川、ふたたび』と。

 

‥立場的には「敵」となってしまったが、プロ初登板を飾った思い出の地・東京ドームで彼が躍動する姿も、観れるものなら観てみたい。

 

 

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