玄人はだしの、毎回かっこつけたエントリーを綴っていたけれども、今回はごくごく自然体でいこうと思う........
というのも30日の巨人戦。まだ頭の中が整理できていない。色んなことが、いっぺんに起こりすぎて(笑)。もちろん、あの2回裏の出来事だよね。
無死1、2塁からの長野の打球がレアードの頭の上を越さずに併殺を完成させていたならば‥‥先発の上沢直之、きっと3試合連続完封だってあり得た。そこからズルズルと8失点。彼の防御率がどこまで跳ね上がってしまったのか、僕はおそろしくて確認できていない(笑)
‥皮肉なものだ。初回三凡で最高のスタートを切った上沢に対し、初回からアップアップのG・吉川お光。勝てた試合だった。というか、ハムは読売大巨人軍様の連敗ストッパーか!?まったく、昨シーズンといい‥。うちにも勝ったんだから、他チーム相手にも絶対勝てよ。
三段階で様々な感情が起伏した。
スコア「8‐0」になった時点で、さすがに厳しいと思った。しかし、向こうの自滅にも近い形で2点差にまで追い上げる。‥これはイケる!!
欲をいえば、2点差にまで追い上げ、一打同点の場面となったレアードのところで、本当は一気にいきたかった。あそこは勢いで。‥案の定、試合は“落ち着いてしまい”、膠着状態に。
でもまぁ、よく追い上げたし、勝ちパターンで投げる投手まで引っ張りだせた。澤村なんかも久々に観れたし、きょうのところはヨシとしようと思ったが、最終回、ヘタに「見せ場」なんか作っちまったものだから‥‥。
近藤健介にまで打席が回っていたら、試合はどうなっていただろう。代打・アルシアのドン詰まりなピーゴロに、僕は崩れ落ちた。どうせ敗けるのなら、無駄な期待をさせないでおくれ。よけいにガッカリするから(苦笑)。念のため並行して調べておいた、過去の「8点差」逆転試合記事もお蔵入り。
自打球あり、守備中に味方野手との激突ありと「大当たり」だった大田泰示も、最終回にようやくバットのほうでも魅せてくれて、超満員の巨人ファン方も、さぞ満足して帰路に着いたことだろう。公文の好投も見逃せない。31日はドライチルーキー・鍬原拓也の予告先発で注目を集めている。ハムは予想通り村田透だ。巨人の「新旧ドライチ」対決はマニア心をくすぐる。ハム贔屓を一回取っ払って、村田には先輩投手の意地を見せてほしい。それと、せっかく良い機会なのだからプロ初安打も記録しておこうw
水を得た魚のように、二軍で打ちまくりだした清宮幸太郎‥‥。とりわけ降格後すぐの埼玉西武戦は4安打2ホームラン5打点の大当たりだった。さすがに二軍では格のちがいを見せつける。‥というか約一カ月に及んだ「一軍体験」が彼をそうさせたのだろう。
チームが好調なら、このままファームで打席数を積み重ねるのも手だが、スター大好きな栗山氏のこと。“我慢できずに”交流戦明けにでも、また再昇格させる可能性も。
清宮もよかったけれど、個人的には30日の同戦で先発した斎藤佑樹。長いイニングを投げる彼を観たのは久々だったが、かなり状態がよかった。あの4月の千葉ロッテ戦でノーコンぶりをいかんなく発揮してしまったのに、当日は6イニングを投げて無四死球‥。自責も中村剛也の本塁打による1点のみ。ちなみに今シーズンの“初勝利”となった。
‥もちろん、二軍と一軍では打者の力量がまったく違うとはいえ、今の斎藤なら面白い。枠の問題はあるが、先の村田あたりと、あるいは先発「6番手の男」を争えるかもしれない。現在、鎌ヶ谷ファイターズのほうも実に“熱い”のである。