わたくし、春先にこのようなことを「宣言」しておりました.......
全国にいる数十人のファイターズファンの読者の皆さま‥‥誠に申し訳ありません
最後まで何が起こるかわからないと、首位ライオンズ戦との一戦に足を運んで参りましたが、周知のとおり「完敗」なのでありました。
だいぶ過ごしやすくもなってきたメットライフドームは、ライトスタンドを除いて完全アウエー状態。内野スタンドの一角でファイターズナインへ、静か～に檄を飛ばしていた筆者は、もう圧倒されまくり。周りが近藤の併殺で湧き上がるなか、ひとり沈んでいた、ハムファン‥。これが久々の優勝に向けて一丸となった、熱きファンたちの姿なのか。
序盤から得意のホームラン攻勢でいきなり劣勢にたたされるファイターズ。レアードを欠く打線で4点のビハインドは、デカい‥。加藤サン、前回旭川で披露した好投を、なぜ所沢でも見せてくれない？ せめて、最後まで観れる「面白い」試合を。
ライオンズはそこまで無失点の先発・多和田を引っ込め、余裕の継投。ようやく打線がつながって得点をするも、“焼石の水”感ありあり。こういうところに付け込んで逆転勝利をするとか、優勝することの難しさだったり苦しみを、少しでも植え付けてやってほしかったのだが.......
この敗戦で、ペナントレースでの目標は失った。当面、私は“魂の抜け殻状態”でいるだろう。リーグ優勝が（ほぼ）なくなった今、2位と3位の順位争いにどんな意味がある？ たしかにＣＳをホームで開催できるメリットはあるが、以外に何のアドバンテージがあるわけでもない。条件は一緒。
そう私を思わせるのは、過去の苦い経験があるからだ。2位通過で進出した2011年と2015年の2シーズン、地の利を生かせずに、いずれも3位チーム相手に苦杯を舐めた。逆に3位通過した年には‥プレッシャーがないからだろう。2008年と2014年、2位チームを破ってファイナルに進出している。
これらを踏まえると、もうどちらがいいとも言えなくなってくる。3位でも良いとは、現場の人間もファンも言えないし、こうなった以上、体裁として一応「2位」を目指す戦いになるのだろうが。リーグ優勝という栄光はもちろん、ファーストステージ免除となる「1位通過」以外には、私から言わせれば何の意味も持たない。
いや、それでも地震があったし『ＣＳを北海道で』そんな気持ちもなくはないが、リーグ戦再開後、下位チーム相手に札幌で連敗をしてしまうようなチーム‥。この子たちには変な重圧をかけない方が、実際いい気もする。‥そうなれば、出た結論はひとつ。
日本シリーズを札幌ドームで観よう
あのとき、私も「ペナントレース優勝」とは書いていない‥。「ＣＳ優勝」という逃げ道もつくっておいた（笑）。これなら、まだ大いに可能性は残されているだろう。短期決戦の経験はファイターズのほうがライオンズよりも豊富だし、闘い方も、おそらく向こうより知っている。1位通過のプレッシャー、絶対に“負けられない戦い”によって浮き足だち、本来のプレーができないことだって、十二分に考えられる。したがって、ファイターズにも勝機がかならずある‥‥。
このままで終わるな。この悔しさをＣＳで晴らせ。そう、あらためて決意をしたメットライフＤの夜......
