センテンス・オータム

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【石井裕也に、泣いた夜】エースのやきう日誌 《10月1日版》

西武ライオンズ御中、リーグ優勝おめでとうございます.......

 

 

って、ファン以外で心から祝福ができる、広い心の持ち主が羨ましい(笑)

こちとら超絶悔しくて仕方ない‥‥。ただこれも、一度「勝つ歓び」を知ってしまった故なのか。昔は幾度目の前で胴上げを見せつけられようと、平気な自分がいたからね。

‥今年の優勝にかんしては、まぁいろいろ想うところはあるのだが、フツーな愚痴を述べても面白くないので、少しは全国の「やきう」ファンの皆さまの心理をくすぐるような愚痴?を綴っていきたいと思う。

 

象徴的存在

バレンタイン監督の人材活用術―低迷するロッテ・マリーンズを劇的に変えた男の指導法

 

 

ちょうど10年おきのリーグ優勝伝説‥‥。前回2008年、西武が優勝を決めた地も北海道だったらしい。“当事者”なのに、まったく記憶になかった。そういえば、さらに遡って1998年、あのときもファイターズ相手にリーグ優勝を決めたのではなかったか。たしかダブルヘッダーで、石井貴あたりが先発した日に‥。今手元にデータがないので若干うろ覚えなのだけれども。1988年はかの有名な「10.19」イヤーだから、他力の西武は試合がなかったはず。‥にしても、90年代初頭には3年も連続で森監督の胴上げを見た年もあったくらい。西武優勝に「ハムが当たる率」は相当高い。

 

百歩譲って、今年は胴上げを見ても良いとしよう。「マジック1」で乗り込んできてからの4連戦‥。ここを“回避”するのは、さすが難しいと見ていたから。

前述のように、こういったシチュエーションは以前まま訪れたのだが、CSの導入もあって、比較的近年は少なかったように思う。したがって、私は燃えていた。

 

どこまで西武の優勝を引き延ばせられるかーー

 

理想は1995年の千葉ロッテ。やはり同様にマジック1で迎えたオリックスが相手。しかも舞台となったのは神戸で、スタンドの9割がオリックスファン‥。初戦、伊良部vs野田浩司の最高な投手戦を制したロッテが、なんとここから「3タテ」をしてしまう。小宮山悟エリック・ヒルマンといった好投手の前にオリックス打線は沈黙し、胴上げの舞台は埼玉へと移った。

このときばかりは同年の震災の影響もあって、オリックスに肩を持つ野球ファンが大勢いたのだけど、お構いなしにロッテは我が道をいった。翌年のハムはあっさりと神戸で優勝を決められたのに、当時のロッテの逞しさときたら‥。優勝争いに絡むことなく、日々の試合で注目されることも少ないからか?元々ロッテはこういったマスメディアが多く集まる試合では無類の強さを発揮していた。先述「10.19」でも、優勝争いを混沌とさせた張本人。

 

 

なんて、壮大な理想を描きつつ、1日でも優勝が延びてくれたら札幌ドームに観客が多く集まって営業的にもおいしかった‥はずなのに、マジック対象チームのソフトバンクがロッテに あっさり敗けやがった(笑)。今年は肝心なところでいつも負けてるね、このチーム‥‥。西武戦に合わせ?ベストオーダーで挑んだハムが快勝してくれたというのに、残念。できれば、もう少しだけ緊迫感あるゲームを拝みたかった。

 

 

◇石井ちゃん‥‥

 

こうして札幌で始まり、札幌で有終の美飾った埼玉西武の2018シーズン。石井裕也もまた、現役最終登板を無事、札幌で終えることができた。

西武追い上げムードの7回。得点圏に走者を置き、バッターは1番・秋山翔吾引退試合のシチュエーションとしては、あまりにもキツい(笑)。当然、対戦するのは打者一人だけだろう。日本シリーズで自軍リードの9回に登板した抑え投手のときと同じくらい、私は祈った。裕也よ、絶対に抑えてくれよと‥‥

 

叶えられた願い....

risingham.hatenadiary.com

 

 

結果はレフトフライ。パ・リーグ有数のバッターが真剣勝負で挑んでくれて、裕也がそれを抑えた。ホッとした。これと同時に『まだできるんじゃないか?』そんな想いも込み上げてきて、少し複雑な気持ちになった。あんなキレのあるボールをまだ投げられる‥。打者ひとりだったとはいえ、前日投げたF岡よりボールもいっていたではないか(苦笑)。別れもそうだけど、戦力的にもまだまだ痛いよ‥石井ちゃんがいなくなってしまうのは。

 

 

最後のスピーチ。ファイターズに来てから、石井ちゃんの肉声を初めて聴いた。5分以上にも渡る、熱と心のこもったメッセージは、私のこれまでの人生で一番感動したスピーチだったかもしれない。2012年、日本シリーズの話は栗山監督の著書の中でも触れられていたっけ。懐かしい。‥いやいや、恨むどころか彼には感謝しかない。たくさん元気をもらった。

 

その前のビデオメッセージでは現阪神で中日時代の同僚・福留孝介から贈られた言葉。 『石井ちゃん』 しみじみ語りかけるような、優しい顔をした福留‥‥なんとなく好きだったなぁ。

ありがとう、裕也!! また逢う日までーー

 

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