最近、億単位の金額ばかりを目にする.......
って、別に“現ナマ”ではないんだけれど。億の額面を、個人的にね。
これは何かのお告げなのかもしれん。いわゆる「前兆」というやつだ。僕はそれに抗うことなく生きてきて、幾多の幸運を手にしてきた。今年の年末は宝くじを買おう。なんなら先のハロウィーンジャンボも買っとけばよかったか。
‥それでは、詳しい話をしていこう。まず、なんといってもアメリカの宝くじ「メガ・ミリオン」。当選金額の最高額が1700億円強なんだとか‥。さすがに日本とは桁がちがう。もちろん、この金額まるまる手にできるわけではないとはいえ、個人単位だと、生涯のうちに使い切るのは不可能なのではないか。それくらい、途方もない額。
あ、もし使い道が思いつかないのなら、Ｚ社の社長に月まで連れていってもらったら？
ここのところ、筆者の関心は富豪・紀州のドンファン氏から「地面師」に傾いている。大手住宅メーカー【積水ハウス】から60億以上もの金をだまし取った巨額詐欺事件......
今年の流行語大賞筆頭を、ここで使わせてもらおう。まさに、半端ない！！
‥金額もそうだけど、その手口が巧妙すぎる。一連の記事を食い入るように読ませてもらったが、各種証明書の偽造はチョロいもん。たまげるのは土地の所有者、税理士などに扮した「成りすまし」野郎たちが、実際に交渉の席につくんだって。連携プレイの巧みなことよ。
現在は国外に“逃亡”しているらしいカミン〇カス氏？ その日本を発つときに着ていたラフな格好といい、パブで豪遊していたという品のなさといい、おおよそ「切れ者」タイプの人間には見えないのだが、交渉時を画像を観ると、たしかにソレっぽい。話術プラス、おそらく演技力の方にも長けていたのだろうなぁ.......
機上で様々な「成りすまし」野郎たちが織り成す喜劇「世にも奇妙な物語」内、【ＡＩＲドクター】を思い出す。とりわけ医療関係者に成りすました者は、詐欺に近い。人命第一とはいえ、ニセが実際に手術まで行っていいものなのか（笑）。他人の男の“奥さん”に扮していた謎の女性がいたり、もう何がなんだかすっちゃカミンスカ〇状態。
ニセドクターを演じたのは小栗旬、こちらは別の意味で今が旬。ドタキャン騒動で物議を醸した沢田研二氏。最初に妻になった人に払った慰謝料が、じゅ、18億！？
ほんまですか。要求する方もする方だけれど、これを払えてしまうジュリーも、ただ純粋にすごいなと‥。貴方の男気に惚れます。ジュリー、今度代替でやるといっている埼玉でのライヴ、筆者も行っていいスか。
「世にも奇妙な物語」といえばフジテレビ。あの奇妙な、お台場の建物をつくるのにかかった総工費は、1350億円だそうだ。一回あそこでバイトしたことあるんだけど、同じアルバイトですっげ～ムカつく奴いたんだよな。もう二度と行きたくない（笑）。‥‥なんて、ごく内々な愚痴はまた別の機会にするとして、そうそう「世にも奇妙」と、お金の話。せっかくだから、億単位の話をしませうか。
ある日1億もの大金が、勤め先から自分の口座に振り込まれていたという、加賀まりこ主演【自動振込】。この話、オチを知っていると、なぜ1億“キッカリ”だったのかが、実は謎。しかも、こんな大金を、おそらく、ひと月もしないうちに使い切ってしまった、哀しすぎる女の話。
加賀さんの上をいくのは井上順さんで、その額、なんと10億円！
これは【マジシャンのポケット】という作品で、逆に盗んだ金額。しかも一個人で、せしめた金だったから丸々彼のもの。‥厳密には、“一時”彼のモノとなった。単独犯でありながら、なぜこれほどの金額の金を盗めたのかというと‥‥未視聴の方はタイトル名からお察しいただきたい（笑）
しかしながら当作品は、レギュラー放送時代の隠れた名作といってもよく、20分程度の時間で、なかなか上質な人間ドラマが繰り広げられている。井上さん以外の役者も渋かっこいい演技をしていて、使い古された言葉だが、ラストなんか本当に良い意味で期待を裏切ってくれた。
‥こういう作品を「リメイク」するべきなんじゃないかぁと、僕的には思うんだけどね。皆さんいかがでしょうか 《了》
