「オオタニマニア」はいるらしいけど「クリヤマニア」は、いらっしゃらないの?
巧(たくみ)の方じゃなくてハムのボス・英樹のほう。私、この方ほんとに好き。たまらないね。
吉田投手のいる金足農業へ挨拶に伺ったというニュースを拝見したのだが、ここに人を引き付けて止まない栗さまの魅力が凝縮されていた。一応動画を貼っておく。番組中のテロップと重なる部分は多いけれども、一言一句、筆者の拙い解説とともに振り返ってみたい。
【スーパーJチャンネル】日本ハム!1位指名 栗山監督と初対面!「早く行きたい 楽しみ」
発言其の1 『失礼しま~す』
校長室だろうか。なにか我々が幾分緊張の面持ちで職員室の扉を開いていた頃を思い出す、初々しくも懐かしい響き。そして、“愛しの”吉田投手と初めて対面を果たしたとき.......
発言其の2 『大丈夫でしたか?喜んでいただけましたか?』
まぁまだ入団も決まっていない段階で「お客様扱い」なのは解る。が、この栗さまの低頭っぷりよ。‥‥もしかしたら、吉田くんが巨人ファンだったということを人づてに聴いていたのかもしれない。ココにかかっている?『大丈夫でしたか』
同じ報道ステーション出身、工藤公康氏あたり見てても感じるけれど、やはり、一度“外から”野球を見ることって、プラスにしかならないのかなと。取材対象者に対する、どこまでも謙虚な姿勢は、こういった交渉の場などでもずいぶんと活かされると思う。そういえば、現サムライの監督も報ステ出身の稲葉‥。テレ朝に「先見の明」があるのか、はたまた番組が彼らをそうさせたのか。
話し合いを終えた栗さまは「囲み会見」に臨む。吉田投手の印象を聞かれて開口一番......
発言其の3 『素敵ですね』
一見なんの変哲もない『すてきですね』なのだが、第一印象を問われて、そう応えるのは“異性”に向けてが大抵ほとんどではないか。‥それを栗さまから見たら、弱冠高校生の男の子に向かって。野球人としてだけでなく、人間性も含めて、すべてを「肯定」されているみたいで、このお言葉、自分だったらすごく嬉しいけどなぁ。
さらに栗さまは“さりげなさ”で、デキた大人のかっこよさを見せる.......
発言其の4 『僕が感じていることを今の選手わかるかなと思いながらも、輝星に伝わるかな、みたいな?』
突如の「輝星」呼ばわり、みたいな(笑)。早速そのことについて問われた栗さまは.......
発言其の5
『吉田くん、吉田さん‥よしだ~輝星さん‥‥おかしいよね』
『まぁまぁまぁ、自分っぽく呼んでいきます』
さすが、テレビの仕事を長くされていた人。聴かせるよね~。何が良いって、絶対アドリブのはずなのに、まるでセリフを読んでいるかのような、その間(ま)よ。‥‥栗さまは多数の著書をお持ちだから、当然、句読点の箇所にも配慮されていたと思う。これって、けっこう“話し言葉”にも通ずるものがあるんだ。読み手、聴き手を意識していると、自ずとこういう間になる。
今日にいたるまで吉田くんは、家族以外、下の名前では呼ばれてこなかったらしい。まずは先陣をきった栗さま。‥上司とか監督に下の名前で呼ばれると、親近感というか、なんか一気に「ファミリー」な感じがするよね。たぶん、栗さまは「素」なんだろうけれど(笑)
プロでいきなり素敵な監督に巡り合えた輝星くん。素敵な仲間、素敵なファンたちも、北海道でお待ちしております。
◇ショーヘイ外野を守る?
4日のNHKスペシャル、大谷翔平特集を観た。彼は誠に遠い世界へ行ってしまった。昨年までファイターズにいたのに、なにかもう、大昔の出来事のようにも感じる。
トミージョン手術を受けた影響で、来季は野手に専念‥なのか。となると、指名打者で出場し続けるのだろうか。大谷といえば、ファイターズに入団したての頃に、ほんの少しだけ、外野を守っていたことがある。わりとすぐに故障をして、その後は一切守備には就かせなくなったけれど。
ジャクソン氏吠える
まぁ今年くらい打てれば、ずっとDHもアリかもしれないが、冷静に考えてみると、この大谷のポジション、ヤバすぎる。だってメジャーリーグで、打つだけの「指名打者」を担う日本人なんて、今までいなかったでしょう? 日本に来ている外国人助っ人と、ほぼ同等な扱い。
フルシーズン‥は、さすがに難しいとしても、仮に今シーズンの倍ちかく打席に立てたとしたら、彼は一体どれくらいのホームランを打つのだろう。野手に専念する「一刀流」の大谷サンにも俄然、注目したい。