センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【激辛口】 斜め横からみた 「世にも奇妙な物語 2018秋の特別編」

突然ですが、このCM‥‥覚えてる?

 

 


いいなCM サントリー ダイナミック 赤井英和 山口智子

 

 

『強引だな~』ってフレーズが、なんか長年頭の中に残っていて調べたら、山口智子のコレだった。いやいや、赤井サンといい、お二方とも若いですな。

 

んで、今回の「世にも奇妙な物語2018,秋の特別編」の全体的な感想が、まさにそう。動画配信風のやつも、スマホで自分の未来が透けて見えるやつも、クリスマスのあれも、み~んな.......

 

強引だなぁ

 

 

11月まで待たせて、本当、勘弁して。無償であれだけ“番宣”してきた自称「奇妙専門家」の俺の努力と根性、血と汗の結晶を棒に振る気か(苦笑)。‥唯一、佐野史郎のだけが見られたというか、キレイにまとまっていたけれども、今秋のはいつにも増して酷かった。正直あまり振り返りたくはないが、仕方ない。いちおう記事らしくするため、一話ずつ斬っていく。

 

 

まったく、秋は正体不明の輩が多すぎだぜ

本郷奏多カレンダー2019-Color of Kanata-

 

 

とりわけキツかったのは、国仲涼子主演の【あしたのあたし】だろう。というか、このタイトルからしてまず微妙。なにせ“あたし”だもんなァ。

未来が覗けるような作品はこれまでゴマンとあったけれど、その未来のストーリーが浅いのなんの‥。案の定「予告編」どおりの行動を翌日にしてしまう主人公‥。使い古されたパターンに、こちらもゲンナリ

‥まぁ良い。ここまでは。はたしてどういったオチがご用意されているのかとハラハラしながら見守っていたら、同系統の作品の中で最低クラスなラスト。どんでん返しも何もない。ただもう、ひたすらに無茶苦茶なオチ‥‥。

結果、彼女は亡くなるとして、あの時間繋ぎにしか見えなかった「サイボーグ化」みたいなのはいらんだろう。唐突すぎる展開に、あっけにとられた視聴者も多数いらっしゃったのではないか。第一、爆笑問題・田中ばりの『んなわけない』を当人に口にさせちゃっているんだから‥。どうせブラックにするなら松崎しげるの【リフレイン】くらい、真っ黒にしろよ。

 

 

以前にも触れた川栄李奈【クリスマスの怪物】は、ホラーらしき内容の作品であることは解っていた。でもさ、これ‥‥

 

そんなに怖かった?

 

もう“無理やり感”が凄くて。‥川栄(23)の、若干ボカシ気味な制服姿を見られたファンの方にはよかっただろうけど。‥うん、意表を突くカタチで「怪物」の正体が〇〇だった点、この発想はマズマズとしても、もう少しだけ、そこを掘り下げて欲しかった‥かな。最後のわずか数分間にアレコレこじつけられても、視聴者は戸惑うばかり。ネットでは彼氏役の本郷奏多? 彼の評価が高かったけれど、なにか少年のようなハイトーンボイスがやたら気になって、恐怖どころではなかった(笑)

 

 

あなたが、犯人‥‥?

坂口健太郎写真集 25.6

 

 

坂口健太郎【脱出ゲーム】も、なかなかに意味不明であった。‥いや、奇妙作品に「意味」など求めてはいけないのだけれど、それにしたって劇中の彼は何者だったのか? キミは一体誰なんだ!?

どこかに伏線を張るなり、ヒントくらい教えてくれたっていいだろう。でもまぁ、なんだかんだの夢(妄想)オチにしなかった点だけは褒めてあげるべきか。四ケタだったはずの3番目の難攻不落な暗号が突如、簡素な「119」になった尻すぼみ具合が、まるで本作品を象徴しているかのようだった。

 

前述のとおり、佐野史郎勝地涼がW主演した【幽霊社員】は、今回の5作品の中ではわりと高評価。何が良かったって、この作品は昔の「世にも奇妙」ぽかった。適度なコミカルさとテンポ、それからBGM‥‥。これ、レギュラー放送時代の頃から視てきているファンの方には伝わると思うんだけどなぁ。どうだろう。

ハッピーエンドと見せかけて、実はそうでないのも、かつて番組が得意としていたところ。非常に懐かしいタッチだった。これまで、どちらかというと「狂人風」な役が多かった佐野サンにしては比較的ノーマル。今回はかろうじて、幽霊にさせられたのも勝地のほうだったし(笑)

 

最後に【マスマティックな夕暮れ】。こちらの作品はなんとなく“サイドストーリー的な要素”が強かったし、別に触れなくても良さそうなんだけれど、ほんの少しだけ。人間の甦り?はあったが、あまり「奇妙」向きの作品ではないかなと。さすがにコメディ色濃すぎ。もうやらなくて大丈夫です(苦笑)

 

 

こんな感じ? 不満ばかりが目立つ感想となってしまった。だが、これも番組を愛するが故。いつだって筆者は真剣に「奇妙」と向きあっている。妥協はしたくない。関連する記事はいったん終わりにするが、また“シーズン”が近づいたころ、あらためて連載を再開したい。今後とも、どうぞごひいきに。

 

 

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