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【北海道に「大王」降臨か】エースのやきう日誌 《11月20日版》

どさんこワイドより、元北海道日本ハムファイターズ監督・トレイ・ヒルマン氏が先ごろ、来日していらしたそうで.......

 

 

2006年当時の小笠原・セギノール・稲葉・新庄の並び? 職人肌とスター、左右のバランス、巧打と長打を兼ね備えた理想的な中軸‥。それまでやや荒っぽさが見られた打線に、優勝の味を知る男・稲葉篤紀が組み込まれた打線は、今振り返ってみても最高のチームだった。

ショートには不動のマック、その年急成長をした稀哲と賢介をセンターラインに配置し、終盤の紺田、飯山、中島聡の守備要員までいて盤石。そして、まいど奇抜な「新庄劇場」は北海道のみならず全国を熱狂させた..........

 

 

なんて

 

きょうは思い出にふけっている場合ではない。ヒルマン発のあの「名言」を捩って、いささかシンジラレナイ事態がファイターズに起こったのだ。台湾球界が生んだ最大のヒットメーカー、王柏融(ワン・ボーロン)の北海道日本ハム入りが決定!?‥‥マ、まじすか

 

  

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20日夜現在、まだ正式に決まったわけではなくドラフトと同じ、あくまで「交渉権」を獲得したという意味らしい。‥にしても、こうした“マネーゲーム”にハムが参戦していたこと自体がシンジラレナイ奇跡なのであり、寝耳に水だったファンも大勢いらっしゃったと思う。

2年連続打率4割超えの通称「大王」。大王と書いて台湾ではダーワンと呼ばれていたそうだ。はたして無事に入団したとして、日本での登録名がどうなるのか今は分からないが、下の、いかにも戦闘力高そうな表記‥スコアボードでいっぺん拝んでみたいけど、ね。

 

4【左】大王

 

 

しかしながら、発足以来「打高投低」といわれ続けてきた台湾球界での成績を、そのまま鵜呑みにしてはいけないのは、筆者とて十二分に理解しているつもり。なにせ、かつて巨人に在籍した悪名高き最凶助っ人のひとり、ルイスを観ている。3年も続けて3割5分を超えるハイアベレージを残し【台湾のイチロー】とまで謳われてやって来たこの男も、日本では鳴かず飛ばず。シーズン序盤で早々に解雇されてしまっている。

 

『大王獲得』の報を受けて一個人的に嬉しかったのは、アジア圏の外国人選手をファイターズ球団が獲りにいったこと。若干マニアックか。

ただ、長い歴史をみてもこれまで縁がなく、ドンヨルだったりスンヨプだったりの、稀にいた、他球団で大活躍しているアジア系外国人選手をみるたび、ファイターズにもぜひ裾野を広げてほしいと思っていたものだ。

 

 とりわけ台湾はどこかと違って親日な方が多く、好感。近年は台湾球団との交流も頻繁にあって、ファイターズのファンが多いお国柄とも訊く。こちらとしても、もともと台湾人の陽岱鋼を一人前に育てあげた甲斐あった。熱烈歓迎。

 

でも、打撃ぶりをあらためて確認すると、素人の見解ながら、彼は確実にやると思う。率も残せて長打も打てる、まさに理想形。近藤健介と打率4割をガチで狙いにいくのもよし、清宮との若手日台スター同士の競演と、来季への愉しみは膨らむばかり。獲得が実現すれば、この補強でファイターズにもたらすものは、かなり大きいとみる。

 

 


《TAIWANESE PLAYER》台湾の若きスラッガー 王柏融(ワン・ボーロン)豪快弾まとめ

 

 

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