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【超シビアな「日ハムファン」1人が選んだレジェンドプロ野球選手VOL.1】エースのやきう日誌 《12月26日版》

ブランドン・レアードが退団........

 

 

比較的冷めた目で見ていたが、決まったら決まったで、やはり寂しいものだ。『2016年の日本一はレアードありき』栗山町でのイベントで、栗山監督がそう話されていた。

たしかにあの年は日本シリーズでのグラスラだったり、2本のサヨナラホームラン(うち1本はチーム14連勝を決めた)であったり、印象的な一打が多かったけれど、個人的に好きなのは、ソフトとの優勝争いが大詰めを迎えた福岡決戦。最後、陽のスーパーキャッチで幕を閉じた試合。

エースの千賀から特大の一発を、レフトスタンドに放り込んでいるんだよね。結局、それが決勝点となって‥。なんか“勇気をもらえた”ホームラン”だった。劇的な展開も相まって、忘れられない試合。来シーズンどこで、どのユニフォームを着るのか分からないが、また「寿司ポーズ」をファンの前で見せてほしい。

 

愛嬌抜群な彼は、まちがいなくファイターズ史上「記憶に残る助っ人」となったことだろう。実績だって申し分ない。北海道移転後限定の助っ人なら、セギノール・スレッジと肩を並べる「レジェンド」として、後世に語り継がれていくにちがいない。

 

 

「レジェンド」といえば先日‥‥こんな番組がテレ朝で放送されていた。

 

www.sponichi.co.jp

 

 

プロ野球ファン1万人」からアンケートをとったというが、いつ・どこで・どのようにしてアンケートを集めたのだろう。ネット集計なのか、あるいは球場等に“出張”したのか‥‥。もしかしたら番組のHPなどでその旨に触れているかもしれない。が、申し訳ない。筆者は見にいっていない(苦笑)

ただそこがイチバン肝心。東京でアンケートを集めたのなら、ジャイアンツのファンが必然的に多くなり、大阪中心なら当然、タイガースだ。‥‥事実、ネット上を中心に『巨人のプレーヤーばっかりではないか』そんな不満の声も多く上がっていた。

ちなみに、王から沢村までのトップ4が生粋のG選手。視野をトップ10まで広げても、OBを含めたら元Gプレーヤーは、実に7名にものぼる。‥‥まぁたしかに「レジェンド」と呼ばれて相応しい方々ではあるが、一方でいささか“もの悲しさ”も覚えてしまったのは、他11球団のファンだ。

 

とりわけ筆者がひいきとする日本ハムファイターズなんか、生えぬきのプレーヤー、すなわち入団時から活躍していた選手は、張本勲のみ。それも、ケツの30位だ。そこでフライヤーズ時代も含め「F」にも“もっと×2凄い選手がいたんだぞ!”ということを、この場を借りて追加レジェンド選手として、書かせていただきたい。

 

あのランキングにいた張本、在籍経験のある新庄剛志江夏豊落合博満は除かせてもらう。さらにマッシー村上や大島康徳といった、主に他球団で活躍してきた選手も、今回は「対象外」とした。ダルビッシュや大谷らの現役プレーヤーもしかり。

選定のポイントは成績の部分だけでなく、テレ朝の番組に倣い、世間に与えたインパクトの大きさも加味。野球にはシビアな視点を持つ?筆者が自信をもってお届けする、レジェンドプロ野球選手「F」限定版を、どうぞご賞味あれ。

 

 

北海道に僕が残したいもの

 

 

【10位】 間柴茂有

 

なんといっても1981年の15勝無敗が光る。年間勝率10割。筆者は氏が打ち立てたこの記録を知って、戦前に活躍した名投手、御園生崇男の存在を知る(1937年に11勝0敗)。同様にして、開幕から黒星のつかなかった2005年の斉藤和巳や2013年の田中将大が勝ち続けるたび、ふたたび「ましば」の記録が注目されていたのも記憶に新しい。

 

【9位】 田中幸雄(野手)

 

入団から引退までファイターズ一筋。2000本安打達成者。パンチ力も持ち合わせ、他球団を震撼させた「ビックバン打線」時代の一番打者。だが、この方の凄いところは、長年ショートを守っていた点ではないだろうか。ヤクルト・池山と双璧の「打てるショート」の先駆け。

 

【8位】 稲葉篤紀

 

2018年、鶴岡慎也の獲得までファイターズでは唯一だったFA獲得選手。‥‥といえば聴こえはいいものの、メジャー挑戦の夢が絶たれ、行き場を失った彼にファイターズが手を差し伸べた‥というのが実情だった。しかし、そうした逆境から一気に名球会プレーヤーへの道をたどっていく。20代を過ごした、ヤクルト在籍時よりも成績を上げた珍しいパターン。現サムライ日本代表監督。

 

【7位】 西崎幸広

 

入団時から3年連続15勝以上、5年連続二けた勝利。‥‥この実績もさることながら、私自身、ファイターズで黄色い声援を浴びていたのを初めて目にした選手。男っぷりでもレジェンド入りか。後年は故障が多かったのが玉に瑕。

 

【6位】 トニー・ソレイタ

 

サモアの怪人。現在でも某有名動画サイトで、巨人の江川卓西本聖からホームランをかっ飛ばした雄姿を拝める。それらの動画を分析するからに、右にも左にも長いのが打てるソレイタは左打)、けっこう器用さも併せ持った外国人だったのかもしれない。

それにしても4打席連続本塁打を二度‥。さらに、年間45本塁打は今なお球団記録として残っている。文字どおり記憶にも記録にも一発屋。 《つづく》

 

 

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