清潔だけど少し臭い変わり者‥‥
って、ビックリしたわ~。【アナと雪の女王】に登場する、トナカイを相棒に持つクリストフ評?
あれ、まんま俺やで(笑)
正月に地上波初登場。中年男のひとり鑑賞もどうかと思ったんだけどw、ずいぶん話題になった映画だし、作品もよく知らずに『ありの~ままの~』を唄うのはナンセンスだろう。‥‥ということで、人生初アナ雪。
結論から述べると、想像以上の出来。『真実の愛』とか『愛は氷を溶かす』等々の臭いセリフは、まるで平成時代に栄華を極めた野島伸司の世界観のごとく。筆者が好まないわけがない? なるほど野島作品には欠かせなかった、物語をかき乱す悪役が、当作品ではハンス王子に当たったわけか‥。
んで、けっきょく別の男女の恋愛を盛り上げてしまったという、哀れな王子さま。同様なシチュエーションにリアルで多々見舞われた僕だけは、君の味方でいたい。ストーリーに共鳴した一方で、ありのままの自分は『そういえば最近ハッピーなキスしてねーなぁ‥』と、正月から鬱々とした気分にさせられたのも確かだ。
凍てついたハートの氷を溶かしてください.......
アナ雪に触発されたというわけでもないが、ここのところ旧作映画を自宅鑑賞していた。せっかくだから今後、時間の許すかぎり、それらについても書していきたいと思う。少しでも映画ファン諸君のお役に立てれば幸いだ。‥ただし、つまらないと感じたら、僕は素直にそう書く。つまり、誰にも媚びない(笑)。そこのところよろしく!
◇サイン
2002年公開のアメリカ映画。メル・ギブソン主演。なんでも同年、もっとも収益をあげた映画がこの作品だったらしいが、マジすか‥‥。ガッカリさせられたねぇ本当に。
ところでナイト・シャマランって監督。もしかして“出たがり”のクチ?‥普通に「出演」しているのだが。いや、日本の監督とかの場合、出ててもチョイ役だったりするパターンが多い(よね)。なのに、彼はわりと重要な役どころで登場してきている。メルとも絡みまくり。‥まぁ自分で作った映画なのだから『文句を言われる筋合いはない!』ということなのか。
肝心のストーリーも、さんざん伏線のようなものを張り巡らしておいて『結局ソレかい!』的な、何のひねりのないラスト。
どこまで言っていいのか難しいけれども、メルの妻が亡くなる直前、ある人物に宛てた伝言というのがあって‥‥。その伝言のとおりに、バットをブンブン振りまわして〇〇と戦闘をおっ始めたクライマックスのシーンなんて、もう痛々しくして観ていられなかった。自身の役づくりに忙しかったのか、シャマラン! 100分強も付き合わされた、わしゃタマラン!!
(つづく)
《参考》