18日、アスレチックスとのオープン戦。先発を務めた斎藤佑樹(30)が2回1失点投球。対外試合では初となる失点、本塁打を浴びるも1点にとどめた――
さらに詳細を記すと、2与四球1奪三振。1被安打のホームランは、昨季MLBで27本塁打のピスコッティーが記録。三振はオルソンから奪った。‥本番モードの相手強力打線を向こうにして、まずまずの投球だったのではないか。
どうやら斎藤佑には先発を任せるようだ。ここまで結果を残してきているし「開幕ローテ」が現実味を帯びてきた格好‥。昨シーズンも好調さを買われ、開幕早々に先発を務めながら結果を残せず、すぐさまファーム行きとなった。オープン戦の「快投」を無駄にしないためにも、初戦が重要。自らの手で、たしかな信頼を勝ち取ってほしい。
◇金子オープナー案?
前日の同カード。世界に誇れるアスレチックス打線相手に4回9K投球‥‥。圧巻の奪三振ショーを繰り広げた、金子弌大(35)。この金子を『オープナーで起用したい』という、栗山監督の談話が載った記事を見かける。ちなみに「オープナー」とは
本来リリーフ起用される投手が先発登板し、1,2回の短いイニングを投げたのち本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法、及びこの際先発したリリーフ投手指す ※Wikipediaより
とのこと。金子も移籍直後から起用法にはこだわらない旨を口にしていた。むしろ、誌面ではリリーバー(中継ぎ)の方に関心があるような態だった。もともとメジャー志向の高かった金子。‥さては昨年MLBダイヤモンドバックスに移籍し、初年度から活躍してみせた、元同僚で同学年の平野佳寿に刺激を受けたのだろうか。
1、2イニングしか見られないのは物足りない気もするが、短いイニングで圧倒的な投球をする金子というのも、いささか興味深い。それこそ17日のような投球を観ていれば、メジャーリーグでも十分に通用しそうだ。
開幕投手を明言する前の栗山監督が、オリックスとの開幕三連戦をすべて「先発・金子」で行くのも面白いと‥まぁ半分冗談めかして言っていた。日本では前例がないといわれる、オープナー。ファイターズを含め、この戦術を用いる球団が今年はあるかもしれない。
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◇杉谷の“ポジション”
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オフの番組で個人的によく見かけたのは、西川遥輝と杉谷拳士。それぞれ役回りがハッキリしている。前者がイケメン枠、後者は喋りもできる、お笑い担当(笑)。しかし、おかげで杉谷の得難いキャラは、各番組で重宝されているようである。
たしかにコメントひとつ取っても機転が利いているし、かつての森本稀哲ごとくなアカラサマ感がなくていい。若いときから石橋貴明氏に付いていた甲斐があった、のか。
バラエティー番組で「ユーティリティー」ぶりを発揮する杉谷は、“本職”でも内外野を守れる、スイッチヒッター。先日出演していた【中居正広 平成最後のガチ対決 超一流選手と4番勝負!】内の野球企画では、なんと捕手を務めていた。投手は以前見たことあったが(帝京高時代)、キャッチャーまでとは。
超・オールラウンドプレーヤー、ここにあり――