センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【雨のメリット「プロ野球編」&秋吉亮という花丸戦力】 エースのやきう日誌 《2019年4月10日版》

ドーム球場を本拠にしているチームが地方遠征に行った際、雨に祟られて試合中止になる‥‥意外と多い、プロ野球の“あるある”だ。

 

『北九州(市民球場)が中止なら、“いつもの”福岡ドームでやればいいじゃないか』そんなふうに子供のときよく思ったりもしたけれど、大人になった今は、それができないことはさすがに承知している(笑)

観戦に行く予定だった客にとっては災難だが、選手の休養にもあてられる雨天中止が、筆者は嫌いではない。‥実際、練習を休めた学生(野球部)時代を思い出して、降雨を歓迎する向きの選手も結構いるのだとか。

 

自分の場合は、ちと事情が異なる。平成初期しばらくパ・リーグで唯一「屋根付き」球場だった日本ハム。ゆえに試合の消化がどこよりも早かった。「10.19」だなんだ、秋が深まる季節まで他チームが熱戦を繰り広げていたなか、ハムはとっくにシーズンを終えているのである。これが寂しかった。

むろん、あの当時は優勝争いに絡むようなこともなかったのだけれど「10.19」のおかげで、万年ハムと最下位を争うロッテはその“当事者”になり、一躍パ・リーグの主役となった。試合さえ残っていれば、普段は地味でどこにも取り上げられない日本ハムがフォーカスされる可能性だってあったのに‥と。

 

楽しみは最後までとっておきたい‥‥または、最後の最後まで野球を楽しみたい‥‥そういった観点から、雨天中止を悪く思わない節は昔からあった。

‥いささか歪んでいる。だから、いちおう条件付き、だ。交流戦を含む比較的早い時期での雨天中止は、あまり歓迎すべきではない。むりやり他の日程に組み込まれるから。「予備日」となっているソレだが、月曜の場合がほとんどで、移動日が潰れてしまう。かえって選手たちにも負担がかかる。

「予備日」が適用しない中止であるなら、シーズン最終盤に代替の試合を行うのが一般的。移動費宿泊費がかさむのさえ除けば、涼しくなった秋にゆっくりとプロ野球を愉しむことができ、また、このケースで勝った方が優勝という「10.8」のようなドラマを生んだケースも。 「雨天中止」も案外、悪いことばかりではないのだ。

 

 

野球場のマウスパッド:フォトパッド( スポーツシリーズ )

※画像はイメージ

 

 

◇移籍組に注目

 

千葉ロッテ、ブランドン・レアードのホームラン攻勢には驚きだ。直近2シーズンの成績を見ても、正直“落ち目”の助っ人だと思っていたら、とんでもない。打率.405、本塁打7(4/9夜現在)。開幕からこれほど打つレアードは、ハム時代も見た憶えがない。この男、たしか5月によく打つ印象はあったのだが‥‥。得点力不足に悩む、現状のファイターズ打線にあって、寿司“にぎりまくり”のレアードが、なんだか憎らしい(苦笑)

 

一方、“こちらにやってきた”中でひと際目を引くのが、秋吉亮。ここまで3試合に登板し、計3イニングをパーフェクト投球。先の東北楽天戦では無死満塁の場面で登板し、無失点で切り抜けるという離れ業も見せた。助っ人、あるいは若手投手が打ちこまれてしまうシーンも目立つなか、数少ない我々に「安心感」を与えてくれる投手。さすがはヤクルトでクローザーを務めていただけはある。

 

あらためて彼の投球ぶりを観ると、従来のパ・リーグではあまり見かけないタイプの投手だった。変則の右腕でありながら、わりと球速もある。緩急も使える。先のレアード然り、パ・リーグに多い前のめりな右打ち外国人打者には、とりわけ有効かもしれない。

 

秋吉と共に加入した、谷内亮太は内野守備で光るプレーはあったものの、打つ方は10打数0安打と、結果を残せていない(4/9夜現在)。スタメンで起用された楽天戦の1試合2併殺も、若干印象を悪くさせてしまっただろうか。‥そうこうしているうちに、渡邉諒が戦線復帰。強打もある渡邉に、谷内は堅守で挑む。

 

にほんブログ村 ニュースブログ トレンドニュースへ