以前ここでも少し触れた、ユーチューバーの笠原将生.......
交流戦前だったか、そのとき2位の好位置につけていたにも拘わらず『日本ハムは落ちてくる』なんていう予想を自身のチャンネルの中でしていて、実際、その通りとなった。まさか主力選手の故障までを見越していたわけではないだろうが、なかなかの見立てである。
順位は4位にまで沈み、開幕前は「安泰」と思われていたプレーオフの進出に、暗雲が立ち込めてきたのは確か。‥しかしまぁ、投打が全くかみ合わない時期というのはどこのチームにも必ずあり、ファイターズはまさに今、その時期が来ているのだと思う。
いちばんの問題‥‥それは今年のパ・リーグ全体が、非常にハイレベルにある点だ。昨シーズンとちがうのは、まず楽天が強い。浅村、ブラッシュが加わった強力打線相手に、ファイターズも大苦戦している。
ソフトバンク、西武は予想通り‥もしくは両チームにしては、ここまで若干“低空飛行”だったくらいで、今のところ下位のオリックス、ロッテも落ちそうで落ちない。こうなると、本当に連日「強豪」と当たっている感覚だ。観ている側のエネルギーの消耗も著しくて、あの名画のタイトルに捩るなら『パ・リーグはつらいよ』状態。
‥今年も例年通り、交流戦で負けまくったセ・リーグ各球団のファン方は、あたらめて“こっちの強さ”を思い知らされたのではないか。おかげで「マイナス1」と、決して特別悪い戦績でもなかったファイターズは交流戦によって、リーグ戦の順位を落としてしまった。
意外にもファイターズOB.....
なかでも最終盤、セ・リーグ下位に甘んじる中日ドラゴンズに3連敗を喫したのは悔やまれる。いくら調子が底のチーム状況にあったとはいえ、中日相手に一勝もできないとは‥‥。リーグ戦再開後、なにやらセ・リーグではその「中日ネタ」が各所で話題をさらっていた。
応援歌として用いられる【サウスポー】にある『お前』の箇所が“不適切”に当たるとかどうとか‥‥。
正直、筆者も以前からいささか不適切だとは感じていた。‥というのも現北海道日本ハムSCO(スポーツコミュニティオフィサー)の稲葉篤紀氏がモロだったのである。ファイターズ在籍時代に奏でられていた応援歌がそうだった。ちびっこからコギャルまで皆して『お前の底力を~』なんて、毎回唄う。たしかに、少し違和感はあった。
けれども、ぜんぜん物議を醸さなかったのは、稲葉氏と北海道日本ハム球団の懐の広さ‥なのか。いずれにせよ、今回の騒動“今更感”が拭えない。古参ドラファンの志らくが憤慨するのも当然だ。
「お前」の箇所を個人名にするか、いっそ歌詞を変える案もあるそう。仮に『あなたが打たなきゃ誰が打つ』 なら、与田剛監督も納得するのだろうか。‥なんか、くすぐったい。