センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【「感動」する投手とは&二軍の有望株】エースのやきう日誌 《2019年9月12日版》

ロバート・デニーロ主演の映画【マイ・インターン】に触発され、まさかの再就職にチャレンジ!?

 

 

‥なんてな。でも、半分本当。北海道日本ハム球団の中途職員募集に、応募だけしてみたw あんまりファイターズファンに好かれていないであろう筆者が、球団職員‥。ネタ的に最高だし、実際、おもしろいと思うんだけどなぁ。だって中田翔に愚痴たれる広報なんかいたら、だいぶ異質でしょう?(笑)

 

 

さて本題。今度こそ「CSは×」で大丈夫か。先週末のオリックス戦に三連勝。そしてクライマックスシリーズ進出をかけて臨んだロッテ、楽天との「東京決戦」にあっけなく連敗‥‥。持ち上げて落とされるのが、精神的にはイチバン堪える。もうこれ以上は、勘弁してほしい(苦笑)

‥何度かここでも書いているのだけれど、やはりロッテ、楽天あたりは新戦力がしっかり機能している。ロッテのレオネス・マーティンは要所でエグい当たりを飛ばしていたし、今回のハム戦には登板しなかったが、新人の小島和哉も、終盤戦になって好投を見せている。

11日の試合で先制弾を放った楽天・ブラッシュはほぼ一年を通じて活躍。ドライチルーキー・辰己涼介も好守でスタンドを沸かせていた......

 

こうした「プラスα」な戦力が今年、ハムにはなかった。王柏融も金子弌大も期待通りとはいかず、新人で光ったのも初登板で初勝利をあげた吉田輝星くらい。だが、なによりも誤算だったのは“助っ人”と呼ばれるはずの、外国人選手の存在だろう。夏場のチームが苦しかったとき、一人でも二人でも彼らが一軍戦力として加わってくれれば、どれほど助かったことか。

まぁこれについては、西武あたりも外国人にはほとんど頼っていなかったのだし、一概に低迷の要因と決めつけるわけにもいかないが。

 

一方、人材の供給源「ファーム」に目を向けてみると11日現在、借金25もかかえ、ここでも最下位。“いつものこと”とはいえ、負け続けるのは、たとえ二軍の試合であっても悔しい。春先善戦していた今シーズンは余計に.....

 

 

週刊ベースボール 2019年 7/1 号 特集:新人大解剖2019 全107選手完全チェック!

 

 

今年、とりわけ注意深く観ていたのは昨夏の甲子園を熱狂させた人気者、吉田輝星と柿木蓮。‥だったのだが、現段階では、まだ“あの頃”のボールが戻ってきていない。吉田輝は入団時から甲子園で投げていたボールの強さ、勢いを取り戻すことがテーマとして掲げられていた。

実際に打席に立ったわけではない筆者が言っても説得力はないかもしれない。が、少なくとも速さの部分においては、プロ入り後、球速「150」に届いていないと記憶。

もっとも、甲子園においてのスピードガンの数字は、あまりアテにならないのだけれど、まだ“あの頃”を超えられていないのも確かであり‥。これは柿木も同様で、球速は高校時代と比べずいぶんと落ちている。

 

2019年も散々議論された、球児の投げ過ぎ問題。吉田輝はともかく、柿木が在籍していた当時の大阪桐蔭は複数名の投手を擁していた。したがって「投げ過ぎ」というのは考えにくい。やはり、プロに入ってから何らかのズレが生じたのだろうか。

 

 

headlines.yahoo.co.jp

 

ドラフトの目玉、佐々木朗希投手(大船渡高校)の指名球団が減りそうとの由。ある意味、予想通り。実力云々ではなく、連投を肯定するわけでもないが、人の「感動」を呼ぶのは、今夏の奥川恭伸君のようなタイプである。

 

‥振り返ってみてほしい。最後に敗けてしまったとはいえ、金足農業の“吉田君”の熱投が瞼に焼き付いている野球ファンは、現在でも多い。プロでも2006年のプレーオフソフトバンク斉藤和巳は、ファーストステージ登板から中4日で完投。結果的にファイターズの優勝が決まる、最後まで投げ切った。

「勝者」は八木智哉であったにもかかわらず、いつまでも語り尽くされるのは、この斉藤のほうだ。先のことなんか考えちゃいない‥。重要なのは今、まさにこのとき‥‥。魂のこもった投球に、多くの人が胸打たれたのだ。

 

試合には勝ったが、ファイターズOB・工藤幹夫氏も、実質1982年のプレーオフでの無理がたたって短命になったと言われている。しかし、チームの勝利のためだけに投げ続けて得た白星は30年以上経った今も、決して色あせることはない。後年まで印象に残る投手とは、おそらく、そういうものなのではないか。‥私もいわゆる古いタイプの人間である。

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

吉田輝星以外にも、将来有望な選手がファイターズにはいる。8月に一軍初昇格をした万波中正だ。8日の鎌ヶ谷スタジアム、対西武戦ではセンター方向に特大のサヨナラホームラン。この選手、とにかくセンターから逆方向へ長いのが打てる。ライトポール際にライナーで運ぶホームランもあった。高卒新人で、これほど飛ばすバッターは久しぶりに見た。

 

11日現在で放ったホームランは13本。打率も.249と、及第点。参考までに、鳴り物入りで今年中日ドラゴンズに入団した根尾昂が1割台(.194)で苦しんでいるのをみると、万波の“アジャストぶり”が目を引く。彼と比較的タイプが近い選手の、二軍で残した一年目と成績と比べても.......

 

鵜久森淳志(2005)打率.228  本塁打8  打点34

陽仲壽(2006) 打率.274 本塁打9 打点35

中田翔(2008) 打率.255  本塁打11  打点31

万波中正(2019途)打率.249  本塁打13 打点 38

 

 

と、まったく遜色ない数字であるのが窺える。一軍では結果が残せず、すぐファームに舞い戻ってしまう形となったが、非常に楽しみな選手であるのに変わりはない《了》

  

にほんブログ村 ニュースブログ トレンドニュースへ