センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【これぞ本当の神回?厳選「ザ・ノンフィクション」】エースの芸能日誌 《2020年2月24日版》

家族って、えぇねんなぁ.......

 

 

おもわず関西弁が飛び出してしまったのだが、23日放送分フジ系【ザ・ノンフィクション】を観て、そんなコトを思った。2週にわたって夫婦漫才コンビ宮川大助・花子」を取り上げ、初回は夫妻の軌跡と闘病中である花子氏の、復帰会見にいたるまでの道のりが主に描かれていた。次週は、二人にさらなる試練が待ち受けているという。

 

会見の模様を番組で観て、誰かと同じ道を歩んでいくのも悪くない‥‥冒頭のように一瞬、感じたわけだけれど、ただ筆者と同じ、何らかの事情で今を独りで生きておられる方は、何にもふさぎ込むことはない。以前に綴った、ドラマ【ロング・ラブレター漂流教室】内で、男性教諭にこういったセリフがある。

 

親とか兄弟とか、残してきて死ぬほど後悔していることって何もないの

不思議だよ、人より持ち物が少ないのって寂しいけど、いざというときは軽くて済む

 

マイナスをプラスに転換させている、非常に前向きな発言。私はその言葉に救われた。要は、いかに今の自分を受け入れられるか‥‥家族をつくるだけが人生ではなく、また、これから先の超高齢化社会、あなたも孤独を恐れずに生きていこうではないか――

 

 

ただいま、脳内「サンサーラ」中........

 

 

【ザ・ノンフィクション】主題歌


瀬川あやか ・サンサーラ(フジテレビ「ザ・ノンフィクション」エンディングテーマ)

 

 

‥先日の【アメトーーク!】で「ザ・ノンフィクション大好き芸人」という括りがあった。他局の番組を扱う、異例の企画。そこそこ反響はあったようで.......

 

 

toyokeizai.net

 

こういう話をするくらいだから、筆者も当番組は大好物。基本、観られるときは毎週のように観ている。【ザ・ノンフィクション】ふうに、各芸人がプロデュースしたVTRは愉しかった一方で、不満もあった。取り上げられたのが、比較的最近のものばかりだったからだ。

番組の歴史は古く、放送開始からもう20年以上。‥そこで、自称「ノンフィクマニア」の私が【アメトーーク】では語られなかった、"かなり”印象的な回を、記憶を遡って回顧してみたいと思う。

 

 

冴えまくった東野幸治とのコンビ

ホトちゃんのとっておき北海道 ~雨上がり決死隊・蛍原徹のええ店よりすぐり87店~ (ヨシモトブックス)

 

 

1.【廃品回収に生きる】

 

たしか、そのようなタイトル。主役は国際結婚をした、廃品回収を生業とする日本人男性。貧しいながらも、ようやく小さな幸せをつかんだ。やがて、妻は妊娠。生まれ故郷での出産を望んだ妻は、出産の最中に亡くなってしまう。死の前に、留守電に吹き込まれていたという「最期の言葉」が胸を打つ。‥これは、彼を追ってきた制作側とて、想定外の展開だったのではないか。丸っこかった親しみやすいあの彼は、今ごろどうしているのだろう。

 

 

2.オルカ

 

分かりやすい【ザ・ノンフィクション】の申し子・通称オルカ。都内でホームレスをしていた男性が主人公。夜な夜な街に繰り出し、得意のパントマイムを披露しながら日銭を稼ぐ日々だったが、ある日、一大決心をして故郷の北海道へ。

帰省ネタは昔から同番組の鉄板(笑)。紆余曲折の末に、新たな仕事を得て、自立できたところでシリーズは幕を閉じた。内容はまぁ「王道的」ともいえるが、彼の見事な芸と、教祖様ごとくな味のある風貌が何となく忘れられない。なお、オルカの回は2020年現在「フジテレビオンデマンド」の方で視聴できる。

 

 

3.【東京ガード下酔いどれ人生】

 

昨今急増する、年老いた親と働かずに引きこもる子の世帯を「8050問題」などと呼ぶそうだが、 この走りといっていい回。主は通称・ヨタ、放送当時47歳。大した稼ぎもないのに「お酒大好き」は、定番中の定番(前述のオルカもそう)。しかし、彼はもはやその範疇を超え「アル中」といっても差し支えないほど。呂律は回っておらず、口からは、だらしなく涎‥。放送コードギリギリであった(苦笑)

立ち直る兆しを見せたかと思えば、すぐさま元のアル中男に逆戻り。さすがザ・ノンフィクション。ドラマのようにはいかない。実に番組泣かせだったヨタも、最後は非業の死を遂げた。どんなになっても、息子の身を案じ続けていた母親の姿が泣ける......

 

 

現在も継続されている?ものでいえば【婚活クルーズ】がおもしろい。番組が差し向けたとしか思えない貧乏芸人とか、ワケアリのシングルマザー、男女数名が豪華客船に乗って繰り広げられる、婚活の一部始終。ただ、旅先での男女の駆け引き、より現実的な志向は、アマゾン発の「バチェラー」などより、よっぽどリアル(笑)。高みの見物には最適。お勧めだ。

 

 

にほんブログ村 ニュースブログ トレンドニュースへ