不本意な形ながら、大部分の学生が休校を余儀なくされたという.......
この場に及んで言うのもナンだが、彼らみたいな若い衆にも読んでもらいたいと、かねがね思っていた。一見、中年層(オッサン)向けばかりの記事を綴っているように見えるかもしれないけれど、こと「エンターテインメント」の部分においては、そんじょそこいらのブログには負けていない‥‥といった自負もある。
今回を機に、受験勉強には全く役に立たない、ムダ知識と笑い、少々のライティング技術を昼休みでも、トイレの個室からでも得てもらえたなら幸いだ。
埼玉西武の栗山巧(36)が息子に「リポート作成」を指示。‥‥いいなぁ、こういうの。全国の少年少女たちにぜひ奨励したい。
ツイッターとか簡易なのもいいけれど、どうせやるならもっと本格的に、新聞記者にでもなったつもりで。観て体験して感じたことを頭の中で整理して、文章に起こす‥。これは将来、自分のためにもなるんだ。往々にしてカネにならない仕事の方が多いのは難点なのだが(苦笑)
ただ、せっかくこうして自分の意見を「表明」できる場所が現代にはあるのだから、それを活かさない手はない。心を込めた書いた文章「リポート」が誰かの役に立っているかもしれない。君の意見に共鳴して、あるいはファンになって応援してくれるかもしれない。希望を持って取り組むといいだろう。新たな世界が拓けるはずだ。
◇北海道日本ハムファイターズ戦力チェック《新人投手編》
3、4日に「無観客試合」として行われた巨人戦(札幌)。初戦は新人選手のお披露目も兼ねて、二戦目はオープン戦らしからぬ激戦で、共に見ごたえあった。まずは今季加入した新人投手を観た感想から。
巨人ナインもマスク姿で北海道入り。ウイルス対策に備えた
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先発し、ほぼベストオーダーの巨人打線を4回無失点に封じたドライチ左腕・河野竜生。指名後、あらためてJFE西日本時代の投球映像を視たときの球速は、概ね140キロ強といったところ。思っていたよりもスピードはあった。
球質は重そうで、コントロールも悪くない。フォームといい、投球のスタイルといい一昨年まで在籍していた石井裕也に近いイメージ。体型は(若き頃の)江夏豊タイプでドッシリとしており、そのせいか猛虎時代に背負った番号「28」が、河野もよく映えた。この日の好投で開幕一軍入りは、ほぼ手中に収めたか。
ドラフト4位の鈴木健矢(JX‐ENEOS)も一軍入りに向けて視界良好だと言われている。たしかに、サイドハンドから投じるボールにはキレが感じられた。こういった投手は近年、後ろ(中継ぎ以降)で使われることが多い。秋吉亮が今季もクローザー固定なら、同じサイド右腕がもう一枚、先発のあとに控えているのは心強い。
望月大希(創価大)は、球に威力はあったが、当日務めた解説者によれば、変化球を投じる際にフォームが緩むのだとか。だから、打者に球種が判ってしまう。これは投手として致命的だ。早めに修正する必要があるだろう。
アピールに成功したのは、育成3位でBCリーグ・新潟から入団した長谷川凌汰。経験もあってか、非常にまとまっている投手。先発でも後ろでも行けそうな「万能型」タイプのように見えた。当日も河野以外のルーキー投手ではただひとり、巨人打線を三者凡退で退けた。自信になったことだろう。今季中の支配下登録の可能性が、かぎりなく高い存在と言える。
ドラフト2位の立野和明。社会人時代(東海理化)の寸評などから、未完型で、もっと荒々しい印象を個人的にいだいていたのだけれど、案外「普通」だった。この「普通」というのがなかなかクセモノで、よくいえばオーソドックス、逆は、あまり特徴がない‥‥。
ただ球速は常時140キロ台半ばをたたき出していたし、カットボールが得意だというから、やはり綺麗なフォームから豪速球を繰り出す有原航平のように育ってくれたらと、期待値込みで。 (次回後篇へ)