センテンス・オータム

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【撮影復活祝い? 洋画vs「世にも奇妙な物語」 】エースのドラマ日誌 《2020年5月31日版》

緊急事態宣言が全国で解除。止まっていたドラマの撮影も、ぼちぼち再開されるような話を訊く。

 

春に放映される予定だった「世にも奇妙な物語」は今夏、あらためて送られる模様。広瀬アリス主演の恐怖系作品アリ‥そんな情報も入ってきており『禍を転じて』その季節にピッタリな「世にも」だといい。

 

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一昨年あたりから数多の新旧洋画を観てきて、気が向いたときにここで感想を綴ったりもしたけれど、気づいたのは、各々の作風が大体「世にも的」であったこと‥。もっと厳密に言うなら筆者が手に取る作品の多くが、いかにも「世にも的」で、今ふりかえると、なにか視聴した全ての映画が「世にも奇妙な物語」のように思えてならない。

‥理由は明白で、単に私自身が「ホラー・ミステリー」ジャンルを好む傾向にあったからなのだが、試しに「比較」してみると面白いだろう(以下【】内が奇妙作品)

 

今年のアカデミー賞で賞を総なめにした「パラサイト 半地下の家族」。この「パラサイト」という言葉は『寄生する』なんて意味も含まれている。「世にも」で喩えるなら、大竹しのぶ主演の【ボランティア降臨】。劇中の彼女は、とある一家にまさしく「寄生」し、主婦の座に収まってしまう。映画と比べ、スケールは小さいながらも大竹嬢と高島礼子(正妻)、両女優の心理的バトルは、なかなかに見応えあった。

 

 

パラサイト 半地下の家族 (字幕版) (4K UHD)

(C)amazon

 

 

「世にも」初期の頃にある【留守番電話】という作品は、孤独なOL(仙道敦子)が主人公。結論から書いてしまえば、彼女は多重人格者である。描写から読み取るに堪えがたい「孤独感」から病を患ったようだが、これはそのままジョニー・デップ主演の「シークレットウインドウ」と一緒。いきなりネタバレさせて申し訳なかったが、とりわけ仙道のはけっこう名作の部類に入るので、視聴する機会がどこかであれば是非。

 

シックス・センス」で名を上げたM・ナイト・シャマラン監督。映画冒頭に「但し書き」があるシックス自体もそうだけれど、2004年公開「ヴィレッジ」の世界観も、極めて世にも的といえる。‥実、光原伸作のオカルト系漫画・アウターゾーン「森の妖怪」がそれに近く、世にも奇妙での「実写」が待たれる。

 

逆に、映画化してもいいくらい「オンリーワン」な魅力を発したのは、大塚寧々主演の【壁の小説】。文字に起こしたことが現実の出来事となる、精神に異常をきたした人物vs女刑事‥‥こちらは世にも・オリジナルの作品ながら内容は秀逸だ。もっと尺の長い作品になってもイケる。

 

【ユリコちゃん】【雨の訪問者などで見受けられた(ラストの)技法は、筆者も好物のニコール・キッドマン主演「アザーズ」と重なり、印象深い。

なかでも「夢オチ」「タイムスリップ」「無限ループ」ネタは、世にものお得意ネタ。捜せばまだまだある、映画の奇妙な物語‥‥。貴方も愉しんでみては。

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

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