4日の埼玉西武戦(負け戦)を見終えたばかりである。筆者は「決心」した。
取り急ぎ、それを認めておきたい――
今、ファイターズに欠けているのはパワー系投手だ。さいわい左投手は揃っている。ピンチで登場してきても力でグイグイねじ込める、右の投手が後ろに是非とも欲しい。相手の平良海馬の投球を観ながらそう思った。昨年でいうとソフトバンクの甲斐野央あたりがコレにあたるのだろうか。
彼らと、今現在ファイターズで同ポジションにいる、井口和朋では球威不足。‥別に悪い投手と言っているのではなく、ただ、ストレートだけで勝負できる球威を、残念ながら井口は持ち合わせていないということだ。‥求めるのはもっと圧倒的な、球の力を持った右の豪腕型。
ならば、今年のドラフトは苫小牧駒沢大の伊藤大海くんに行くべきではないか――
全国的に、まだそれほど有名ではないが、ドラフト1位が確実と言われている投手。‥若干、ポカが多かった現ロッテの岡大海と同名なのは気になるが、北海道の大学に通っている点で道民方のウケも良さそうだし、何より、すでに抑えの経験がある点。‥実際、球もめっぽう速い。
吼えまくる気合の投球!伊藤大海投手(苫小牧駒沢大)の9回のピッチング!
玉井の「綺麗な球筋」ともまた種類が違く、井口の直球よりも、力づよく感じる。先発より抑えに適正があると見る専門家もいて、条件も合致‥‥。
今年度のドラフト会議はコロナ禍で制限付きの、やや特殊な選手選考となりそうなだけに、余計、即戦力クラスの指名が望まれる。高校生に夢やロマンを見るのも良いが、たまにはそうした「現実路線」な年があってもいいだろう。
小細工なんて通用しない獅子の主砲・山川穂高に真っ向ストレート勝負で挑めるのは伊藤くんだけ。もう俺のなかでの「ドライチ」は彼で決まりだ(笑)
草々