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放送直前!【世にも奇妙な物語】完全網羅「2001.SMAP-2002.秋」篇

14日、フジテレビ系列で21時から放送される「世にも奇妙な物語 20秋の特別編」。

 

 

番組がスタートして30年という節目の年。今年はコロナ禍で放送が危ぶまれた時期もあったが、いつもの「春」がなくなって「夏」と「秋」で対応。かろうじて「年2」のペースは維持できた。

近年は放送されるたび、そのクオリティの低さからブー垂れることがままあった。今年の「夏の特別編」で幾分挽回したけれども、秋はどうなのか‥。

ザっとラインナップを見ると、主演に名を連ねるのは濱田岳大竹しのぶ高橋克実ら、過去にも出演経験がある実力派?が多数。キャストの話題性よりも、今回は『正々堂々「中身」で勝負してきた』‥そう思いたい。

 

そんな彼らも登場する作品。以前綴ったレギュラー放送回と同様、今記事では21世紀以降に放送された「特別編」の括りで、通信簿よろしく5段階(A-E)評価で査定していきたい。+豆知識付き。本編が始まるまで、参考程度にお楽しみいただけたら幸いだ。

 

 

www.ktv.jp

 

 

◇2001年「SMAPの特別編」

 

【エキストラ】演:香取慎吾

【13番目の客】演:草彅剛

【BLACK ROOM】演:木村拓哉

【僕は旅をする】演:稲垣吾郎

【オトナ受験】演:中居正広

 

 

総合【C】

元旦から、世にも。つまり、21世紀の幕開けとともに始まったスマップしばりの異例回。彼らはコレ以外にも複数の作品に出演しているが、草彅にアタリが多い印象。【13番目の客】も、この中ではもっとも「奇妙」に相応しい、ミステリアスな作品だった。【BLACK ROOM】の木村も、過去作品以上に「ありのまま」のキムタク。

逆に稲垣吾郎ちゃんはハズレ。【僕は旅をする】しかり、木村と同じく4作品に出演しながらどれも「名作」とは言い難い。最少(3作品)の中居には【不定期バスの客】という代表作がある。

 

 

◇2001年「春の特別編」

 

【友達登録】演:深田恭子

【株式男】演:市川染五郎

【太平洋は燃えているか?】演:川岡大次郎

【心臓の想い出】演:羽田美智子 沢村一樹

【厭な子供】演:小日向文世 森口瑤子

 

 

総合【D】

ハッピーと見せかけて、実はバッドエンディング‥‥世にもでよく用いられる手法だけれど、質の悪さでは川岡主演の【太平洋は燃えているか?】も史上最高クラス。世にも「デビュー」を飾った深田恭子のは、この時代辺りから携帯、インターネット絡みの作品が徐々に増えていく。

 

 

画像はイメージ。本作とは関係がない

運命の出会い

(C)amazon 

 

 

◇2001年「秋の特別編」

 

【ドラマティックシンドローム】演:優香 石黒賢

【仇討ちショー】演:中谷美紀

【おばあちゃん】演:柊瑠美 草村礼子

【奇跡の女】演:観月ありさ

【ママ新発売!】演:ともさかりえ

 

 

総合【D】

悪名高い【おばあちゃん】がいるから最低評価は免れた。当作品のような「入れ替わり作品」は数あれど、このババアとだけは絶対に入れ替わりたくない(笑)

 

 

◇2002年「春の特別編」

 

【無視ゲーム】演:内山理名

【おかしなまち】演:柳葉敏郎

【トカゲのしっぽ】演:柏原崇 

【夜汽車の男】演:大杉漣

【マンホール】演:香川照之 江守徹

 

 

総合【C】

故・大杉漣が初主演をはたしたグルメな世にも、【夜汽車の男】は有名。だが、恐怖を味わうなら【トカゲのしっぽ】がいちばんだろう。映画【ザ・フライ】を思い起こさせる、トカゲと人間の融合は貴重。

 

 

◇2002年「秋の特別編」

 

【採用試験】演:深田恭子

知らなすぎた男】演:佐藤浩市 叶美香

【連載小説】演:木村佳乃

【声を聴かせて】演:加藤晴彦 市川実和子

【昨日の君は別の君 明日の私は別の私】 藤原紀香

 

 

総合【A】

この回は久々満足がいった。【採用試験】&【連載小説】は「お決まりのラスト」と言えばそれまでだが、イイ感じでその伏線が描かれている。いわゆる「二度見」必至系。【声を聴かせて】はホラー、佐藤浩市はブラック、藤原紀香のはハートウォーミングと、それぞれのパートで持ち味が存分に生かされている。

 

《つづく》

 

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