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【驚愕の新事実!2020年版「北海道日本ハム」敗因はコレだった】酔っ払い親父のやきう日誌 《2020年11月10日版》

9日、北海道日本ハムおよびパ・リーグ今季の全日程が終了した――

 

 

まずは、コロナの第二波第三波がいつやってくるかも分からないなか、しっかり120試合をやりきったこと。これは素晴らしかった。メジャーのように60試合程度であれば、いっそシーズンごと中止するのもアリかと思っていたのに、NPBはその倍。交流戦がなかったと思えば平時のペナントレースと、ほとんど変わらなかったわけで。‥ひとえに球団関係者や野球ファン皆さま方が、感染対策に徹してくれた努力の賜物である。

 

2020年、北海道日本ハムの最終順位は5位。中盤戦以降は優勝争いにも絡めず、辛く、そして何か非常に疲れた一年だった。

今季は例年以上に、守備の乱れや四球からの失点が目立ち、打撃陣も、ヒットは出るが得点にはならずの拙攻は相変わらず。また、パ・リーグでは東北楽天とともに「勝利の方程式」を一向に確立できなかったことで、試合終盤での逆転負けも多かった。‥私含めたファンに蓄積された不満やストレス、「疲れ」の源泉はおそらく、これらが起因していると思われる。

 

 

2020年、彼の「ノート」にはいったい何が刻まれたのか

栗山ノート

(C)amazon

 

 

今年のある日、筆者はここで『パワー投手、力でねじ伏せられる投手が欲しい』そう書いた。他チームには大体ひとり以上はいる、抑えの「それ系」が、北海道日本ハム投手陣では皆無、見当たらなかったから。

その点、自分が望んだとおりに豪速球が売りの伊藤大海君(苫小牧駒大)をドラフトで指名することが出来たし、11月になってからの戦いで試していた杉浦稔大の抑え起用も、なかなかハマっていた‥ように思う。彼らがここに加わって機能してくれれば、来季はもっと安心して、北海道日本ハムの勝利を見届けられるだろう。

 

一方の打撃陣。より深刻だったのは、むしろ彼らの方だ。前述「それ系」のパワー投手を、全く打てていなかったのである。‥下記に並べた投手は、主に勝ちパターンで投げる、クローザー登場前「8回の男」たち。逆転負けは多かったが、どうりで逆転勝ちは少なかったわけだ。一目瞭然なデータを公開しよう。

 

 

◇リバン・モイネロ《福岡ソフトバンク

登板11 投球回10回2/3 奪三振15 被安打5 防御率0.00

◇フランク・ハーマン《千葉ロッテ

登板8 投球回8 奪三振7 被安打2 防御率0.00

◇平良海馬《埼玉西武

登板12 投球回12回1/3 奪三振20 被安打2 防御率0.00

◇タイラー・ヒギンス《オリックス

登板9 投球回9回1/3 奪三振14 被安打3 防御率0.00

 

 

なんと、ファイターズ打線はこの「8回の男」たちから、1点たりとも奪えていない。もっとも多く対戦した西武・平良にいたっては全体でわずか2安打しか放てていないとは‥‥いくら何でもひど過ぎる奪三振率14.59!)

私がパワー投手を切望したのは、不甲斐ない打撃陣と併せて、彼らの投球を直に観ていたのもあったろう。いずれも高い奪三振率を誇り、出塁さえ満足に許さない。抑えるのが「必然」の投手。‥残念ながらここまでの投手が、ファイターズ投手陣の中にはいなかった。

 

 

 

今シーズンはポストシーズン進出を逃した。よって以後は今記事のような敗因を探るものや各種データ、さらには来季に向けてもの‥等々をマニアックに綴っていく。またシーズン終了を機にファイターズ、野球以外の記事も増やしていくが、付き合ってもらえたら幸いだ。

 

とりあえず、今シーズンもありがとうございました。

 

 

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