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放送直前!【世にも奇妙な物語】完全網羅「2009.春-2012.秋」篇

 

まだまだ先は長い‥。さっそく前回からの続き、2009年3月放送の「春の特別編」からいってみよう。(※太字は該当回ナンバーワン評価)

 

 

◇2009年「春の特別編」

 

【爆弾男のスイッチ】演:市原隼人 本郷奏多

【輪廻の村】演:伊東美咲

【クイズ天国クイズ地獄】演:石原良純

【真夜中の殺人者】演:相武紗季

【ボランティア降臨】演:大竹しのぶ 高島礼子

 

 

総合【D】

 

14日放送の新作にも主演で登場する、大竹しのぶ。【ボランティア降臨】という作品は彼女の、まるで悪意が感じられずのナチュラルな演技も相まって、別種の怖さがあった。‥さすがに当作品ほどアカラサマではないにせよ、自らの立場や存在すらも、脅かす人間が、たしかにこの世の中にはいる。

大竹姉といえば【ニュースおじさん】(初期版)インパクトも大きかった。新作でも「アタリ」作品と巡り合うことができるのか。

 

 

歌心 恋心

(C)amazon

 

◇2009年「秋の特別編」

 

【検索する女】演:井上真央

【自殺者リサイクル法】演:生田斗真 りょう

【理想のスキヤキ】演:伊藤淳史

【呪い裁判】演:釈由美子

【夢の検閲官】演:石坂浩二

 

 

総合【D】

【自殺者リサイクル法】が見応えある。どうも原作のない番組オリジナルの作品らしいが、この発想は浮かばなかった。自殺(希望)者の命を、他者のために有効利用する‥‥。まぁ、公にされていないだけで、大昔はこういったことが星の数ほど起きていた可能性もあるが。生田斗真含む自殺者たちを支配する、女優・りょうの冷酷な演技も◎

 

 

◇2010年「人気番組競演編」

 

「ニュースおじさん、ふたたび」演:香里奈

「ナデ様の指輪」演:塚地武雄

「もうひとりのオレ」演:藤本敏史

「まる子と会える町」演:西田敏行

「セリフの神様」演:三谷幸喜 柴咲コウ

 

 

総合【E】

タイトルのとおり、フジの人気番組と世にもがコラボしたという趣旨の特別編だったが、正直『やっちまったなぁ』という感じ。各々の番組で、世にもをパロったりする形式ならまだしも、わざわざ本編の枠を割いてまでするほどの内容でもなかった。役者(ギャラ)のムダ遣い。かつてのウンナンの番組内にあった「世にも微妙な物語」よろしくな、サイドストーリー的な扱いだったら良かったのに。

 

 

◇2010年「人気作家競演編」

 

【厭な扉】演:江口洋介 笹野高史

【はじめの一歩】演:大野智

【栞の恋】演:堀北真希

【殺意取扱説明書】演:玉木宏 塚本高史

【燔祭】演:広末涼子 香川照之

 

 

総合【C】

売れっ子作家が生んだ作品とあって、ハードルを上げすぎてしまった感もあるが、若干パンチ不足‥。京極夏彦の【厭な扉】は、世にも得意のループものにマッチ。江口洋介のみすぼらしいホームレス姿が当時、話題になっていたような‥。そんななか東野圭吾の【殺意取扱説明書】。これが鮮やかに締めくくってくれた。唯一、玉木宏ファン以外の方はおそらく満足したにちがいない?

 

 

◇2011年「21世紀21年目の特別編」

 

【ドッキリチューブ】演:坂口憲二

【分身】演:大森南朋 杏

【通算】演:松平健

【缶けり】演:永作博美

【PETS】演:谷村美月 国仲涼子

 

 

総合【D】

同年は3月に東日本大震災が発生。その影響もあって放送が5月にまでずれ込む。よって「21世紀21年目の特別編」が偶然の産物だったのかは定かでないが、なかなかナイスなネーミングである。

ラストに様々な含みを持たせる奇妙が好き。大森南朋の【分身】がそうだった。筆者は素直には解釈できない質で、彼に妻(杏)がいた事実でさえ、あのエンディングを観て疑っている。‥詳細はぜひ、作品のほうで。

 

 

◇2011年「秋の特別編」

 

【憑かれる】演:松下奈緒

【JANKEN】演:三浦春馬

【ベービートークA錠】演:水川あさみ

【耳かき】演:浅野忠信

【いじめられっこ】演:志田未来

 

 

総合【E】

‥あんまり語るべきことない回だったのだけれども【JANKEN】については以前、三浦春馬の項で少~し語っているのでそちらを参照のほど。

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

◇2012年「春の特別編」

 

【スウィート・メモリー】演:仲間由紀恵

【7歳になったら】演:鈴木福 ともさかりえ

【家族(仮)】演:高橋克典 白石美帆

【試着室】演:忽那汐里

【ワタ毛男】演:濱田岳

 

 

総合【E】

90年後期に江口洋介が主演を務めた【ホーム、スィートホーム】。どこの馬の骨かも分からぬ一家の父親に、突然なってしまう話だったが【家族(仮)】は、その逆バージョンともいうべき、独身男(高橋克典)の家に、いきなり「妻」と「娘」が居たという奇妙。

イメージとすれば、現代に「レンタル家族」なるサービスがリアル社会にあるけれど、アレに近いか。もっとも、当作品の(仮)の家族は、アレほど感じの良いファミリーではなかったのだが.......

 

 

◇2012年「秋の特別編」

 

【心霊アプリ】演:大島優子

【来世不動産】演:高橋克実

【蛇口】演:伊藤英明 森口瑤子

【相席の恋人】演:倉科カナ 宇津井健

【ヘイトウイルス】演:草彅剛

 

 

総合【C】

つい先日、嵐メンバーの話をしたときに、ふと思ったのは『もし生まれ変われるなら5人のメンバーうち誰が良いか?』

嵐は、かなり迷う。それぞれ持ち味、得意分野が違っているから。ニノは役者のイメージ、櫻井翔はZERO(インテリ)、相葉は動物に、大野は絵。画的にはクールな松本に魅かれる‥‥なんてことを、ずいぶん真剣に悩んでしまった(苦笑)

その生まれ変わりがテーマの【来世不動産】。仮に動物なら、犬や猫はあっても、セミにフォーカスするとは、まさに盲点(ていうか虫かい!)。でも、この話を観ていると、満更セミの人生?も悪くない気がしてくる。むしろ人間社会の煩わしさから解放され、来世はセミになって悠々と過ごしたい! ‥セミ支持者が続出しそうなくらい。

 

それでも私はやっぱり、次こそはジャニーズ系の「人間」が絶対に良いのですけど――

 

 

《つづく》

 

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