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【大研究「金子弌大」令和最新版「プロ野球」ここまで言って委員会34】酔っ払い親父のやきう日誌 《2021年2月10日版》

よりによってソフトバンクに.......

 

 

ニック・マルティネスの移籍先。ハム退団を機に、てっきりメジャーへ返り咲くと思ったのだけれど、昨シーズンの成績(2勝7敗)では、さすがにお呼びかからなかったか。「マルちゃん」の呼称でファンに慕われた男だけに、向こうで活躍されたらメンタル的にもキツい。

 

そのマルちゃんもひと頃担っていた、今季の抑えはいったい誰なのか。キャンプニュース等々を追いきれていないので、最新の動向は分からない。

昨シーズン終盤にクローザーっぽいことをしていた杉浦稔大の球威は、かなり頼もしかった。だがそうなると、先発枠に空きが発生する。海を渡った有原航平に、先のマルちゃんを加えると、実に三枚‥。この穴を埋めるのは容易でない。

 

目に見える「変化」があったのは金子弌大の先発、再転向報道‥。今季で38歳を迎える大ベテランだけれど、これが最良だと思う。

以前なら、奪三振率の高さ(2020年は9.61)から抑え起用もおもしろかった。ただ、近年の彼はどうも故障がちで連投がきかない。となれば多少間隔を空けながら使える先発の方がいい。中7日以上もザラだった、ちょうど昨年までの杉浦の感覚‥。杉浦と「配置転換」なイメージで良いのではないか。

 

 

 三年目の正直

投球について少し考える 前編 (PHP電子)

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先発、抑えどちらでもない金子の2020年シーズンは迷走した。4試合に先発、30試合で中継ぎ登板するも、防御率は自己ワーストの5.11。先発のうち1試合はいわゆるオープナー起用。

残りも初回から強力ホークス打線につかまり、わずか1イニングでKOされた8月28日の福岡ソフトバンク戦‥。最長4回1/3を投じた9月9日の千葉ロッテ戦、20日の同戦も、けっきょく脚のアクシデントによって2回で退いてしまう。昨シーズンの金子は完全に方向性を見失っていた。

 

したがって、先の報道を鵜呑みにするなら2021年は金子にとっても良い機会となろう。

昨シーズンはそんな感じだったから数字はアテにならない。そこで移籍初年度2019年のデータを見ると、先発登板にかぎれば8勝6敗で、防御率は3.06。‥実、1敗2ホールド防御率2.89の中継ぎ登板(先発以外)と大差はない。

しかし、ローテーションに組み込まれての、本格的に先発を務めたシーズン終盤の金子は6試合で4勝1敗、この間30回2/3イニングを投じて、防御率1.46だ。いかにもらしい安定した成績をあげている。やはり、根っからの「先発男」だったのだ。

 

さらに付け加えていうと、2019年はオリックス戦で5勝0敗(すべて先発での白星)、対戦防御率0.49と、圧巻の数字。古巣相手に好投した。同戦を中心に、とまでは言わないがその相性の良さを活かさない手はないだろう。

 

 

だいたいのタイトルを獲得し尽くした、彼ほどの投手がこのままで終われるわけがない。こう言っちゃナンだが、ハムに移籍して目標だったメジャーは少し遠のいた‥。ならば、もう骨を埋める覚悟で。

とにかく、金子弌大でも活躍してくれないと今季、北海道日本ハム上位進出の目はない。昨シーズンはなかった「戦力」に、期待したい。

 

 

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