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【鷲倒!開幕「三タテ」ローテーションはコレだ「プロ野球」ここまで言って委員会36】酔っ払い親父のやきう日誌 《2021年2月17日版》

2021年シーズン、北海道日本ハム開幕投手上沢直之に決まった――

 

 

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‥まぁ、有原無きあとを考えれば妥当な線だろう。

この上沢という男も、なかなか稀有な投手だ。プロ入り以来、一貫して「先発」を担っている。厳密にはデビュー年(上沢にとって3年目のシーズン)のチーム最終戦で中継ぎ登板が1試合あるけれども、それ以外、2020年まで全101試合で先発登板‥。

 

こうした扱われ方は特段珍しいわけではない。しかし、もともと即戦力投手として入ってくる、いわば「英才教育」が約束されたドラフト上位指名の選手が大半なのであり、上沢のような下位指名(6位)だった選手が先発オンリーとなると希少。大抵は敗戦処理などの役目をこなしながら段階を経て、たどり着けるポジションだ。

‥思い返して欲しい。昨シーズン、外国人投手を除く先発を務めた北海道日本ハム全12投手のうち、ともに1試合で先発した北浦竜次と生田目翼、それから上沢以外の全員が、2位指名までの選手だ。

他球団を見渡せばタイプ的に上沢と近く、同じ高卒で、上位指名ではないオリックス時代の西勇輝(現阪神も、本格的に先発投手となったのは3年目から。2年目までは中継ぎでの登板を20試合こなしている。2016年千葉ロッテ6位指名の種市篤暉は、デビューイヤーから先発を担ってきたが、昨年まで9試合でリリーフも務めている。それらを踏まえると、上沢は生粋なる「先発型投手」といっていい。

 

 

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上沢の開幕投手を後押ししたのは、開幕で当たる東北楽天との相性も多分にあっただろう。2020年シーズンは同チーム相手に好成績をあげている。3戦3勝、防御率は0.81。チーム全体が苦戦していた中、上沢はリーグNo.1のチーム打率を誇ったイーグルス打線をほぼ完ぺきに封じた。

‥実、この上沢よりも凄い投手が北海道日本ハムにはいて、楽天相手に無類な強さを発揮したのが、ドリュー・バ―ヘイゲン。4試合に登板して3勝敗けなし。防御率は圧巻の0.69だ。これは対戦したパ・リーグ5球団のうちトップの数字。

この頼もしき2投手さえいれば、田中将大加入で盛り上がる楽天相手に、あるいはカード勝ち越しがいきなり成せるかもしれない。

 

 

開幕は敵地・仙台での三連戦だ。‥となると、もうひとり先発投手が必要なわけで、筆者は吉田輝星を強く推したい。もっとも、これは彼が今後の練習試合などで結果を残し、一軍にいることが大前提となる。

 

周知のとおり秋田出身で東北の地に所縁があるうえ、昨年コテンパンにやられてしまったビジターゲームにおいて唯一、試合をつくれたのが楽天生命パーク宮城での登板だった(5回2自責点。次カードに、本拠の札幌ドームの試合が控えているとはいえ、おもいきって「東北発のスター」を楽天戦に充ててみるのもおもしろい。

 

 

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