実戦形式の試合が増えていくにつれ、予習も兼ねて、購入した市販の選手名鑑を眺めていたらあることに気づいた。北海道日本ハムファイターズの選手って........
シングルの人、多いんだねぇ
会社員と比べ「現役」でいられる期間が短い野球選手は早くに結婚してしまう先入観を持っていたから、少し意外だった。
ハムにかんしていえば全体の73%がフリー。しかも、これは支配下登録された選手のみ。育成選手は含まれていない。他球団も同様なのか、は分からないけれども、おそらく高い方の数値ではないか。
ハムの選手は人気がないのか‥‥いや「島国」の土地柄、出会いが少なくて不利なのか‥‥さまざまな妄想を搔き立てられるが、そんなことはない。ハムが特徴的なのは、人気と実力を兼ね備えた、かつ比較的メジャーな選手にシングルが多い点だ。
某掲示板の「○○で打線を組んだ」ではないが、試しに該当選手だけでポジションに就かせてみよう。なお、ここでは一般的に結婚、適齢と目される25歳以上のハム選手に限定した。 ※()内数字は年齢
【先発】上原健太(27)
【中継】村田透(36)
【抑え】玉井大翔(29)
【捕手】清水優心(25)
【一塁】樋口龍之介(27)
【二塁】渡邉諒(26)
【三塁】淺間大基(25)
【遊撃】中島卓也(30)
【外野】西川遥輝(29)
【外野】谷口雄也(29)
【外野】杉谷拳士(30)
【指名】王柏融(28)
‥どうだろう、とてもとても異性に見向きもされないような面子とは思えず、彼らは一軍の選手で年俸も高く、ルックスだって秀でている。バツがある杉谷だったり一部例外は除いて、それでも彼らがシングルを貫き通す理由とは一体なんなのか‥‥さながら、ファンの目線を意識してなかなか結婚に至れない「ジャニーズ軍団」ごとくである。
「きゅん」も早アラサー
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調べてみておもしろかったのは、まず捕手陣。4月に不惑を迎える鶴岡慎也以外の全員がシングル。清水、宇佐見真吾、石川亮といった正捕手争いは今季も熾烈を極めるだろうが、この中でいち早く誠の「恋女房」を手にするのは誰か。若い郡拓也、田宮裕涼も非常に女性人気が高い選手‥。先を越されてはならない?
あと、これも意外だった。今現在所属する助っ人外国人が全員、シングルだった。億円プレーヤーのドリュー・バ―ヘイゲン、王柏融あたりは、仮に国際結婚も辞さない女子なら狙い目か(笑)
また、上記は全て2月末時点での情報であり、一方で少々不明な点もあった。たとえばリリーフエース候補の石川直也。たしか昨年、結婚の報道があったと記憶しているけれども、筆者の資料では「独身」となっている。単なる誤りなのか、それとも故障明けに晴れて籍を入れる腹積もり、なのか(筆者註:2020年トミー・ジョン手術)。
‥まったく、余計なことまで勘ぐってしまうが、時おりそうした「人間臭さ」も選手名鑑によって覗くことができる。