開幕が約一カ月後に迫った、突然のトレード報道に『なんだかなぁ』という感じ........
時期的なものもそうだけれど、以前にも触れた「選手交換」を伴うトレードが、東北楽天とは初‥。それがいちばん驚いた。
筆者の勉強不足で池田隆英という右腕は、正直あまり存じていない。したがって横尾俊建と「釣り合い」がどうのとかは語る資格もないのであるが、ただひとつ「こちらの」GMは分かっちゃあいないなと。相変わらず。
推しと思しき横尾グッズを手にするファンを、シーズン中はスタンドでよく見かけたものだ。「おにぎり君」の愛称で慕われた彼を放出し、その見返りは、私含めたおそらく多くのハムファンが同じだったと思う、ほぼ無名の戦士‥。補強ポイントおよび人気も高いプレーヤーを手にした「向こうの」GMはしてやったりだろう。実に商売が上手である。
野球ファンには絶対支持されるであろう、近年石井GMの辣腕ぶりが光る
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訊けば、おなじみの創〇枠。‥なんとなくハムフロントの「嗜好」が透けて見える。一ファンから言わせれば、そんなもの本当は持ち込んで欲しくないのだけれども、むろん、池田自身に何ら罪はない。来るからには当然、気持ちあらたに北の大地で頑張っていただきたく。
これはもう、トレードに夢や浪漫を求める者の願望というか欲というか‥‥横尾ほどの「人気者」を出すのなら、相手が今回の楽天であれば、同じ実績に乏しい選手でも、たとえば最近干され気味らしい、でも知名度はあるオ〇エ瑠偉であったり、そういった選手の方が戦力になるかどうかは別として、ファンの「テンション」はもっと上がったように思う。
結果的に池田が「化けた」として、北海道産「おにぎり君」という唯一無二なキャラを、みすみす他所にやってしまった、その事実が哀しい。それこそ金では買えない夢が、彼のビッグスイングにはあったのだ。
成績は低迷し、観客動員数も減少傾向にある昨今。北海道日本ハムは何を目指し、一体どこへ向かっているのか。扱いとして小さな野球ニュースだったが、事態はけっこう深刻だ。
