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【「ドラフト弱者」に成り下がった北海道日本ハムのぶっちゃけ「プロ野球」ここまで言って委員会47】酔っ払い親父のやきう日誌 《2021年3月31日版》

育成のハム、ドラフト巧者も今は昔........

 

 

埼玉西武との開幕カードにおいて、チーム初白星をもたらしたオリックスの左腕・宮城大弥。本拠地開幕戦で埼玉西武相手に先発するも4回途中KOされ、大敗の要因をつくった北海道日本ハムの左腕・河野竜生。

この結果を受けて苦虫を噛み潰したような顔をする、北海道日本ハムファンのドラフトマニアがここにいる。ちなみにこの両左腕、昨年11月6日に「直接対決」をし、オリックスに軍配。宮城がプロ初勝利をあげている‥‥。

ドラフトとは恐ろしい。2年前のドラフトで河野のクジを引き当てた北海道日本ハムと、それを外したオリックスが宮城を指名しているのだから。‥むろん、まだ2年目で「アタリハズレ」を言及すること自体、時期尚早であるのは重々承知しているが、ただ素人目でも明らかに、たっぷりな伸びシロを感じさせているのは、現段階で宮城の方。

 

もし、河野を引き当てたのがオリックスだったら――

 

分かっちゃいるけれど、やはり考えずにはいられない、ドラフト会議の「たられば」。もっともコレがあるから、誰も予測不能であるところが、ドラフト最大の愉しさでもあるのだが。

 

 

「ドラフト巧者」といえば確かに聴こえは良いけれど、よくよく考えてみれば、ただ単に「クジ運」が強いだけという見方もできる。ここ10年ほど「目玉」と称されたアマチュアの選手を競合の末、北海道日本ハムはたびたび引き当てている。

だが、その実情をみると斎藤佑樹(4球団競合)はプロ入り後伸び悩み、クジを外した側の山田哲人が国内を代表するインフィルダーへと成長‥。清宮幸太郎(7球団競合)は今季、とうとう開幕2軍スタートとなる一方で「清宮獲り」に失敗した側の村上宗隆は、堂々タイトルホルダーにまでなっている。

本当の意味での「ドラフト巧者」は山田、村上両選手を外れ1位で獲得している東京ヤクルトの方である。もっといえば、彼らも外れ1位ながら抽選によって手にしている。スカウトに見る目があるうえ、別にヤクルトもクジ運が悪いわけではない。

 

 

残り物には福があった?2013年

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少し見方を変えてみよう。では逆に、抽選に敗れた年の北海道日本ハムはどうだったのか。根尾昂を外した吉田輝星‥‥。根尾がまだプロで力を発揮しきれていないところをみると現状、吉田の指名は間違っていない。

一巡の抽選で田中正義および佐々木千隼をWで外した2016年は堀瑞輝。高かった前評判のわりに出てこない大物投手らと比べ、堀は前述、宮城ほどのインパクトはないものの、いちおう主戦として活躍中。

 

相思相愛ともいわれた高橋純平を外した2015年は、明大の左腕・上原健太。福岡ソフトバンク入団時から故障がちの高橋は2019年、ついにブレイクした。一方の上原はまだブレイクしきれていない。高橋と上原‥‥まぁせいぜい互角といったところか。

甲子園で大活躍し注目を集めた松井裕樹、2013年の際には、ハズレのハズレの末に同じ高校生で東海大甲府内野手渡邉諒を指名。松井は期待に違わぬ活躍をみせ、渡邉もレギュラー定着まで少々時間を要したが、これが近年では唯一の好例といっていいだろう。

 

 

日本ハムのドラフトが決して巧くはなかったことに気づいてしまった、今更な私なのである。

 

 

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