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【オレだって人間だもの?「伊藤大海」視線の先にあったもの「プロ野球」ここまで言って委員会49】酔っ払い親父のやきう日誌 《2021年4月08日版》

近ごろ、すっかりdisりブログな様相を呈しているが、本意ではない。率直に言えば現時点で讃えるところが北海道日本ハムには何一つないという‥‥。

10戦してわずか1勝の惨状。打てない守れない走れないで、敗け試合の内容も最悪。ここまで酷いのは筆者の知る、東京本拠地時代まで遡っても、ちょっと記憶にない。今記事では、その草野球然とした「彼ら」の野球の一端を、振り返ってみようと思う。

 

 

hochi.news

 

先ほど良いところは何ひとつないと記したが、唯一、伊藤大海の力投は胸を打った。

7日の試合敗戦後、ベンチに留まり続けて虚ろな表情を浮かべていた、伊藤の姿が忘れられない。その胸に去来していたものは何だったのか。グラシアルに許した先制弾、あるいは逆転のきっかけを与えた、直前の四球........

 

おそらく、どちらでもないと思う。人間そこまで完璧にはつくられていない。まして彼はルーキーであり、いわば新社会人だ。

並みの人間なら好機でことごとく凡退を繰り返した4番打者を『しっかり打って僕に勝ちつけてくださいよ~』とか思うだろうし、せっかく無失点で切り抜けられそうだったのに「またも」送球が手に付かなかった遊撃手・中島卓也を、恨んだりもするだろう。

 

‥伊藤だって人間だもの。生活、タイトル(新人王)もかかっている。打席には立たないパ・リーグの投手は攻撃面ではどうすることもできず、打ち取った打球を処理できない野手の責任まで新人に背負えというのが、そもそも無理からぬ話だ。本来責任を負うべき、打線の中核を担うその4番打者は、試合中盤で早々に交代を命ぜられ、ただ「観戦」していたのだから世話ない‥。

幼少期から北海道日本ハムのファンだった伊藤。可哀想だけれど、今のこんな「ひどい」チームに入ってしまったことを、どうか後悔しないで頂きたい。

 

 

◇ブレブレな栗山采配

 

中田翔の体たらく。近々4番に座る可能性すらあるのは、バットでアピールしている野村佑希。

開幕戦時、7番に据えていた理由を栗山監督は『自由に野球をやらせてあげた方がいい。責任を負う必要はない』そう述べている。凡人にはまったく理解不能な「休養」を与えたのち、6日からの福岡ソフトバンク戦では早速5番打者として登場させている。他に適任がいないと言ったらそれまでだが、あまりに信念揺らぐの早くないか?

そして、昨シーズンは出番の少なかった中島卓也。彼の積極起用。‥さすがに栗さんも、まがりなりにも名手と言われていた中島がここまで開幕から拙守を繰り返すとは思わなかっただろうが、もう少し考えた方がいい。

先述、伊藤の勝利投手の権利を消滅。同様に、古巣相手に移籍後初登板となった池田隆英の好投を台無しにさせてしまった経緯もある。彼がしっかり守るべきなのは、決して新しく持った家庭だけではないはずだ。

 

 

大沢親分の監督勝利数に並ぶ目前で足踏みが続く

栗山ノート

(C)amazon

 

 

◇ファーム便り《千葉にいたビックバン打線?》

 

7日の福岡ソフトバンク戦は、拙守もあった7回。栗山監督も伊藤大海を続投させるか迷ったと思う。結果、最悪の形となってしまったわけだが、それもひとえに信用して「7回」に送り出せる投手が居なかったからではないか。‥まぁ、他の投手が打たれて伊藤の勝ちを消すくらいなら、その決断を否定はしない。

ただ本当に適任がいないのか?と問われれば、実はそうでもなく、実績もある秋吉亮が下で好調なのだ。あらためて数字を見てみれば7日現在、二軍で5試合に登板し、計5イニングを失点自責点ゼロ。被安打わずか3で、9個の三振を奪っている。

実際の投球を観ても球は非常にキレている、ように感じる。こんなところ(二軍)で投げているような投手ではない‥‥そう、あらためて思った次第。この秋吉といい金子弌大といい、ベテランクラスの投手には一刻も早く、今の「投壊」を立て直して頂きたく。

 

 

現在のファームは一軍よりおもしろい。というのもこの「兄弟」は実に対照的であり、あれほど本塁打が出なかった一軍を尻目に、万波中正が早くも5本塁打。ルーキーの今川優馬も元気に3本マークしている。

不甲斐ない一軍は最終回、無死満塁の局面で得点できずに引き分けた‥なんて試合もあったが、ファームは2日のDeNA鎌ヶ谷。同様のシチュエーションで育成の海老原一佳がキッチリとサヨナラ打を放った。6日の埼玉西武(所沢)では14‐10、壮絶な乱打戦を制し、翌日の同戦では最終回に4点差を追いついたりと、打線活発で実に頼もしい。

 

野手陣を中心に、今後、けっこうな数の選手入れ換えも考えられる。とりわけ注目され続ける野村と同期入団の万波。自慢のパワーと強肩で、一軍戦に名乗りをあげたい。《つづく》

 

 

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