まったく、どこまで苦汁を嘗めさせられるのか........
8日の阪神タイガース戦の黒星は、その日、パ・リーグチームで唯一の敗戦。これだけは絶対に避けたかったゆえ、まぁ引き分けでも御の字と考えていた矢先‥。抑えの杉浦が打たれた後の阪神・スアレスの豪球が、よけいに眩しかった。
オリックスなど、対巨人戦で劣勢だった試合を引き分けにさせている。こういった粘りが、今シーズンの北海道日本ハムにはない。ますますゲーム差は開いていく。置いて行かれる。
また同日は、故障者を出してしまう。五十幡亮汰と中田翔。前者は脚の古傷を痛めたようで全治三週間の見込み。‥ここ数日、気も張っていただろう。外野のレギュラーに定着しつつあった彼の故障は当然戦力的にも痛いが、最下位チームの数少ない「希望」であっただけに、メンタル面でも堪えた。
中田は3回の走塁時、腰の違和感とやらで負傷退場。「違和感」というほどのレベルには見えない痛がり方で、案の定、急性腰痛の診断。こちらも復帰まで三週間を要する模様だ。
この中田について、テレビ解説で訪れていた江夏豊氏が「練習不足」を指摘したらしい。映像を確認できていないので確かなことは分からないが、日頃から全力疾走をしていないから云々‥。さらに、これでネット民の怒りを買ったとの由‥。
一部の中田ファン?には申し訳ないけれども、江夏氏の言うとおりではないか。現実問題、彼は実戦に復帰してからまだそんな時間も経っていなく、二軍の試合に出始めたのすら、今月1日からである。こういっちゃナンだが、表舞台から姿を消して、それまでの2週間近く‥。彼が何をしていたのかなんて、我々には知る由もないのだ。
平時は温厚そうな語り口の氏に一体なにが
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もっと言わせてもらえば、そんな状態の中田を、いきなりレギュラーしかも4番打者として起用する側がおかしい。この「見切り発車」のせいで腰を悪化させてしまったとの見方もできるし、さらに厳しいことを書けば、8日の試合も「中田次第」で、北海道日本ハムは勝利できたかもしれない。
くだりの3回1死満塁時、(ボテボテの)内野ゴロで1打点を稼いだとはいえ、4番打者の仕事としては到底物足りないし、初回の1死1、2塁のチャンスでも、簡単に初球を打ち上げてのキャッチャーフライ。結果の1点差負け。
4番がしっかりとした仕事ができていれば‥‥ 4番にしっかりとした人選を首脳陣がしていたなら‥‥。前カードを久々に勝ち越してきただけに、そう考えるとなんとも悔やまれる敗戦であった。
ここまで我慢に我慢を重ねてきた球団が、今回の件で完全に「切れてしまった」としたら、3週間後の復帰も危ういか。
◇失踪者の末路
行方が分からなくなっていた、前中日二軍投手コーチの門倉健の無事が確認できた模様.......
まさかのネカフェ。‥おそらく自発的な失踪、何かの事件に巻き込まれたわけではなさそうで良かった。
というのも、まだ行方が分からなかった先週発売の文春(※1)で、自宅に脅迫状が届いていただの、不審な電話が数回あったとか、ずいぶんと恐怖心を煽っていたから(苦笑)
異性絡みなのか、金銭問題なのか何なのか‥本人の口から語られない以上、本当の理由は誰も判らないが、一時の気の迷いで投手コーチの座、球界での居場所まで失ってしまったとしたら、その代償はあまりにも大きい。
《参考》